2009年12月10日(木) |
『幸せはシャンソニア劇場から』 |
1936年、パリ。 シャンソニア劇場は、経営不振のため閉鎖となってしまう。 30年以上この劇場で幕引きを務めたピゴワルは妻にも逃げられ、息子のジョジョとも引き離されてしまう。 失意の日々を送るピゴワルだが、芸人仲間のジャッキーとミルーと一緒に、再度営業を始めようと劇場を占拠してしまう。 そこに、歌手志望の美しい娘・ドゥースがやって来る。 ドゥースはアナウンス嬢として採用されるのだが。。。
「劇場再生モノ」はけっこう好きなテーマなので、ちょっと苦手なフランス映画も気にならず、楽しく見れました。
劇場周辺の極限られたコミュニティーを舞台にしていて、登場人物も劇場で働く人が中心になっていて、不器用な人々の様々な擦れ違いを軸に物語が進んでいきます。
「職を失う」とか「家族に裏切られる」とか「同僚に裏切られる」とか、マイナスの要素が多いストーリー展開で、最後のとどめで、「あ〜あ…」という事件もあり、全体的に「明るい」「楽しい」雰囲気が漂う作品ではないのに、紅一点のドゥース役のノラ・アルネゼデールがとっても魅力的で、華を添えていました。
第二次世界大戦前の時代なので、その辺のネタ絡みもあり、ただ「劇場再生」だけではないストーリー展開は凄く良かった。
個人的には、劇中のミュージカルシーンが超お気に入り。
自主上映劇場にて、3週間限定の上映。 予告を見た時から楽しみにしていたので、見れて良かった〜。
♪BGM♪〜『THIS IS IT』サントラ
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『カールじいさんの空飛ぶ家』
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