2009年12月01日(火) |
『風が強く吹いている』 |
寛政大学4年生で陸上部の主将ハイジ。 ある日、貧乏な新入生カケルを陸上部の寮・竹青荘に連れてきた。 カケルはかつて天才ランナーと呼ばれたが、今は陸上をやっていない。 竹青荘の寮長も務めるハイジはカケルに対し、陸上部入部などを条件に家賃格安の竹青荘への入寮を許可。 そしてここからハイジの野望が始動する。 それは寛政大学陸上部で箱根駅伝に出場すること。 ハイジは長距離専門の竹青荘メンバーらを徐々にその気にさせる。。。
「人が走ってる姿を延々と見ていてどこがおもしろいんだか…」 テレビの前で箱根駅伝を見ている人(うちの父とか相方とか)に対する、私の気持ち。
お正月のテレビ中継はもちろん、読売新聞は、秋口からコンスタントに特集記事を組んでいて、「そんなに注目されるものなのか…」ぐらいな感覚でしたが、映画の中で描かれていた、本番の箱根駅伝に出場するまでの経緯を知るにつれ、父や相方の気持ちがちょっとだけ分かったような気がしました。
劇中の内容は、「そんな上手くいくわけないじゃん」といった具合の展開もありますが…これだけ「走る」シーンがメインに映し出されていても、全く退屈しないし、むしろ、見ているこっちも、どんどんマラソンに(練習に)のめり込んでいく気分。
特に、予選会(←こうゆうシステムも、あんまり詳しく知らなかった私でした)までの前半部分が凄く良かったなぁ。 みんながどんどん本気になっていく姿に心を打たれて、予選会を通過した時は、私はもう、気分はマネージャーのような(笑)。
予選会で落ちちゃう結末があるわけないので、前半部分は、ある程度、予測できるストーリー展開ですが、それを分かっていても、けっこう感動した人が多いんじゃないかな?
全編を通して、映画のストーリーを追いつつも、ひたすら走るシーンを見続けていると、物語の中での登場人物に「頑張れ!」という思いと、演じる(走る)役者さん達に「頑張れ!」という思いと、交差していました。
あ〜、青春っていいね!
♪BGM♪〜『THIS IS IT』サントラ
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