2009年03月10日(火) |
『ラースと、その彼女』 |
アメリカ中西部の小さな町に暮らすラースは、優しくて純粋な青年で町の人気者。 しかし、ずっと彼女がいない事を兄のガス、義姉カリンらは心配していた。 そんなある日、ラースが「彼女を紹介する」と兄夫婦のもとにやってくる。 しかしラースが連れてきたのは、ビアンカと名づけられた等身大のリアルドールだった。 兄夫婦を始め、街の人たちは驚きながらも、ラースを傷つけないようにビアンカを受け入れようとするが。。。
大好きなエミリー・モーティマーが出ている映画で、ずっと見たいと思っていたら、やっとこちらでも公開されました。
ラースは、母親が自分を出産した時に亡くなってしまい、その事がきっかけで、人付き合い、特に女性付き合いを拒絶しています。 そして、兄嫁カリンが妊娠して、大きなお腹を見る事が、彼にとって余計に精神的不安定になり、さけて過ごしている毎日。
女性付き合いに対して異常反応する彼を、特に親身になってサポートしているのが、兄嫁のカリンと、女医のパーマンです。 カリンもパーマンも、ビアンカをまるで本当の人間のように(何から何まで)全部「ラースの彼女」として接していて、結局はその母性がラースに伝わり、彼の心を開かせていきます。
最初、「人形に恋する」なんてストーリーは、どんなトンデモ話かと思ったけど(確かに、とってもトンデモ設定ではあるけど)、変態とか気持ち悪いとか…etc…そうゆう感情は全然抱く事はなく、見ているこちらも、スクリーンの中の人々と同じように、不思議とラースと人形を暖かく見守っていく感じになっていったなぁ。
雪景色の寒そうな風景とは対照的に、ラースの周囲の人々の暖かさがとても印象的な作品だった。
カリンを演じたエミリー・モーティマーは、今作もと〜っても良かったです。
♪BGM♪〜『コーラスライン』サウンドトラック
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