2009年02月13日(金) |
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 |
1918年のニューオーリンズ。 ある夫婦の間に男の子が産まれる。 しかし、その赤ちゃんは、80歳の老人の容貌をしていた。 ショックを受けた父親は、男は困り果てた末、赤ん坊を老人養護施設に置き去りにしてしまう。 そして、施設を営む黒人女性クイニーに拾われた赤ちゃんはベンジャミンと名付けられ、献身的に育てられるのだった。 成長するにつれ髪が増え、皺が減り、車椅子から立って歩けるようになるなど、普通の人間とは逆に若返っていくベンジャミン。 やがて少年期を迎えた彼はある日、施設入居者の孫娘で6歳の少女デイジーと出会う。 それは、これから様々な経験を積み壮大な人生を歩んでいくベンジャミンにとって、今後かけがえのない存在となる女性との運命の出逢いとなった。。。
「老人⇒若返って成長していく」なんて、普通では考えられない状況だし、そんな不思議な赤ちゃんを、さほど珍しがる事もなく、拾って育てていく状況もチョット普通では考えられないけど、全くシラけさせる事なく、むしろハートフルな展開に描いているところが素晴らしい作品でした。
家族や友人、恋人、家族が経営する老人施設の老人達…etc…ベンジャミンが段々若返っていくという事以外は、さほど特別な事はなく、彼の成長過程においてかけがえのない人々をとても魅力的に描いていました。
アカデミー賞にノミネートされた、育てのママ役のタラジ・P・ヘンソンや、デイジー役のケイト・ブランシェットも注目ですが、私個人的には、エリザベスを演じたティルダ・スウィントンのオーラにくらくらでした。 品があって綺麗だったなぁ〜。
見る前のイメージや予告の印象よりも、はるかに質の高い作品で期待以上でした。 167分の長さも感じさせなかったけど、相変わらず私は膀胱炎のせいで、途中にトイレタイムが必要でしたが…。
♪BGM♪〜『コーラスライン』サウンドトラック
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『カフーを待ちわびて』 『罪とか罰とか』 『ラースと、その彼女』 『ホノカアボーイ』
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