2009年02月01日(日) |
『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』 |
トニー賞ミュージカル『A CHORUS LINE』。 2006年、16年ぶりのリバイバル上演のオーディションの様子を追ったドキュメンタリー。 ブロードウェイの舞台に立つことを目指し、8ヶ月におよぶ苛酷なオーディションを勝ち抜いていくダンサーたちの生の姿を追う。。。
もしも自分がミュージカル役者で、「やりたい役は?」と聞かれたら、私は真っ先に「『ACL』のディアナ」と答えると思う。
小さい頃、母に連れられて見に行き、その後の(自分がミュージカル好きになる)かなり影響を受けた作品なので、この映画は、どぉ〜しても見たいと思っていたけど、田舎故に上映は無し…(涙)。 日々の忙しさに紛れ、諦めかけていたら、TOHOの期間限定上映でのラインナップに載っていて、嬉しくて張り切って見に行って来ました。
2005年11月にニューヨークのブロードウェイ、2006年9月にロンドンのウエストエンド。 ↑ここの1年間の間に、世界のミュージカルの双璧で観劇した私は、それ以降、日本での観劇が自分の中でちょっと落ち着いちゃっています。 ずっとずっと行きたかった2つの場所での観劇に達成感みたいなのもあったし、劇場街の雰囲気、劇場の雰囲気、そして圧倒的なパワー漲る舞台を見て、「生きてて良かった」と本当に感動したものです。 日本のミュージカルがどうのこうの悪いとは全然思わないけど、役者の筋肉の付き方1つからして、やっぱり全く別物と感じました。 演技の上手さ、ダンスや歌の素晴らしさに感動する事とはまた別に、「見る人をここまで興奮させる凄さ」に、ただただひたすらに感激の拍手を送り続け、ブロードウェイとウエストエンドに立つ役者の存在感に見とれていました。
気が遠くなるようなオーディション受験者の中から、「これだ」という人を選ぶ制作サイド、そして、死に物狂いで役を勝ち取る人達。 しかも、不朽の名作『ACL』16年ぶりのリバイバル。 見ているこちらは、誰が選ばれるのかドキドキで、双方の熱気が凄く伝わってくるドキュメンタリーでした。
目立つ役どころのキャシー、ポール、ヴァル、マイク、シーラ、そしてオリジナルキャストが振り付けを担当することもあり、コニーの受験者がクローズアップされていたけど、私が好きなディアナだって、相当に目立つ役どころのはずなのに…1つもシーンが無かったのが不思議でした。 受験者に面白みがなかったのか、可愛い子じゃなかったのか(笑)? 『ナッシング』を歌うディアナ候補のオーディションの様子が見たかったので、残念だったなぁ。
コニーに選ばれた高良さんのインタビューに、(映画を見て)「この人達はマジなんだ」って書いてあったけど、ここまで情熱をかけられること(モノ)があるって、ホントに素晴らしいことですね。
3月に発売のDVD、早速予約しちゃいました。
【パート2】に書きましたが、私、諸事情により只今、膀胱炎を患っていまして…最近、映画の2時間をじっと見ている事ができません。 確実に2回、下手したら3回は途中でトイレに行きたくなってしまう為、席を立つタイミングを見計らったり、我慢したり…映画に没頭できないのが(病状への)更なる苦痛になっていて…本当、早く治って欲しい〜(切実)。
♪BGM♪〜『コーラスライン』サウンドトラック
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 『カフーを待ちわびて』 『罪とか罰とか』 『ラースと、その彼女』
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