2009年01月19日(月) |
『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』 |
1950年代。 アメリカのコネチカット州。 フランク(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)ウィーラー夫妻は、閑静な住宅街に暮らし、子供にも恵まれた理想のカップル。 しかし、甘い新婚時代の暮らしも次第に色あせていく。 女優志望のエイプリルは地元の劇団の舞台に立つが、芝居の出来が悪く夫婦で口論に。 一方フランクは、しがないセールスマンの仕事にやるせない不満を感じていた。そんな時エイプリルが提案する。 「みんなで、パリで暮らしましょう」と。。。
救いようのないラストでビックリしたけど、映画というより、ストレートプレイを見ているような作品で、なかなか見ごたえがありました。
もう少し明るいお話かと予想していたので…「意外に重かった…」というのが第一印象だった。
私は、長く付き合って結婚したせいもあり、結婚生活が(といっても、まだ、たったの2年5ヶ月ですが…)最初から「大きな感動もなければ、大きな失望もない」といった具合で、今なおこの状態が続いている感じです。 私⇔相方、お互い多少の事は「えぇ!?!?」と、ビックリするような行動・言動もあるけど、ほとんどが「まぁ、相方なら(私なら)やるだろうな」という、予想範囲内の事ばかりなので、改めて喧嘩に発展するような事もなく…劇中のウィーラー夫妻を見ながら、「自分は平和な暮らしなのかなぁ」と思ってしまった。
ウィーラー夫妻の大喧嘩シーンは幾度となく登場し、これまたその喧嘩っぷりが凄くて、臨場感たっぷりで…余計に目の前でお芝居を見ているようでした。
主人公のウィーラー夫妻、隣人のキャンベル夫妻、不動産業者のギヴィングス一家、この7人が中心で物語が進んでいくんだけど、演じる役者の上手いこと!
レオとケイトは、あれから10年以上も経っているとは思えないほど、2ショットが自然な雰囲気で、本当にお似合いだった。
キャシー・ベイツは相変わらず完璧だし、彼女の息子役を演じたマイケル・シャノンは、今役でオスカー助演ノミネートされ、異色キャラを印象付ける演技でした。 ウィーラー夫妻と対比させるように描かれている隣人のキャンベル夫妻の存在も良かったです。
7人の中で1番影が薄かったギヴィングス家の御主人が、ラストの風刺的な1シーンのみで、全部1人でもっていった感じの終わり方が面白かった。
あと、レオが演じるフランクの通勤シーンで、スクリーンに映っている人、全員が帽子をかぶってる光景が、ある意味1番印象に残っているかもしれません。 あの光景、50年代では普通の姿なんでしょうが、「なんじゃ、これ!」って笑えてきた。
1ヶ月の間にレオの新作を2つも見れるなんて! 今回は、やっと「血生臭い役」ではないレオが見れて良かったです。
♪BGM♪〜『EXILE LOVE』by:EXILE
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『007 慰めの報酬』 『ブロードウェイ♪ブロードウェイ』 『ベンジャミン・バトン』
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