2008年09月09日(火) |
『幸せの1ページ』+9月の読書まとめ |
アレクサンドラ(ジョディ・フォスター)は、大人気の冒険小説家。 プライベートは、対人恐怖症で引きこもり。 そんな彼女が書くヒーローは、空想で作った理想の男性像だった。 新しい小説のネタを探していると、孤島で暮らす海洋学者(ジェラルド・バトラー)の記事が目にとまった。 彼に協力を求めるつもりでいたが、ある日、南の島の少女・ニム(アビゲイル・ブレスリン)から、物語のヒーロー宛にSOSのメールを受け取る。 ニムを助けるため、アレクサンドラは初めて家の外へ出て、南太平洋へと旅立つ。。。
原題は『Nim’s Island』。 原作は『秘密の島のニム』。
それが、何をどうして『幸せの1ページ』と名づけられちゃったか…。 映画の内容は、ずばり秘密の島に住むニムのストーリーで、「幸せの1ページ」はラストのナレーション一言なんだけどな。
アビゲイルちゃんも、ジョディ・フォスターも、ジェラルド・バトラーも凄く良かっただけに、この邦題センスの無さが、映画そのものをブチ壊すようでとっても残念でした。
ジョディ・フォスターを見たのは本当に久し振り。 ここ近年の作品群からはかけ離れた役を演じています。 サスペンスや怖いものが苦手な私からすると、個人的にはこれからも、もっとこうゆう役で見たいなぁと思った。
主役はニムなので、ずーっと出ずっぱりというわけじゃないけど、ホンのチョットの仕草や顔の表情なんかが、さすがに上手い! 度を越えた潔癖症という特異なキャラクターで、自身が書く小説のヒーローとの空想劇を繰り広げる展開の為、役としての現実味はないんだけど、「こうゆう人いるかも…」って思わせる、ジョディの演技はさすがでした。
ジェラルド・バトラーは、ニムのパパ(=海洋学者)と、アレクサンドラが書く小説のヒーローの2役を演じています。 これがどっちも良かったんだなぁ〜。 どちらかというと、パパよりも、ヒーローのシーンの方が多いので、ジョディとの掛け合いも面白いです。
アビゲイルちゃんは、今度はクラシカルな少女役で見たい。 大きくなる前。 少女のうちに。
全体的には、子供向けのファンタジーアドベンチャーといった感じですが、ハラハラドキドキ、ドンパチ血ダーダーが無いので、私はとっても安心して見れました。
ただ1つ…邦題だけ勘弁して…マジで…。
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9月の読書まとめ。
・『キスよりもせつなく』(唯川恵 著)★★★☆☆ 竹内まりやのカタログミュージカルの原作。 今作が発表されたのが随分前なので、全体的に「古い」感じあり。
・『本日、東京ロマンチカ』(中野翠 著)★★★☆☆
・『いつから、中年?』(酒井順子 著)★★★☆☆
♪BGM♪〜『My Song』by:Keith Jarrett Quartet
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