2008年09月06日(土) |
『パンダフルライフ』 |
和歌山県白浜のアドベンチャーワールド。 4歳の双子の雄パンダ・隆浜(リュウヒン)と秋浜(シュウヒン)は、性格がまったく違う凸凹コンビ。 生まれてから1日も離れたことのない仲良し双子は、父になる日に備え、母の故郷・中国に里帰りすることになった。 双子がやって来たのは、約60頭のパンダが家族ごとではなく年齢ごとに暮らしている、中国四川省成都の成都パンダ繁育研究基地。 ここで暮らす個性的なパンダたちと、日本から引っ越してきた双子の1年を追う。。。
可愛いパンダの映像てんこもりで、思わずスクリーンをなでなでしちゃいそうなドキュメンタリー。 でも、ただ「可愛いー!」だけじゃなく、パンダの生活形態や成長過程、いろいろなことが分かりやすく説明されていて、「へぇ」「はぁ、なるほど」という場面も多かった。
見るからに、「動作が速そうじゃない」動物だけど、見たまんまのイメージどおり、何から何まで本当にのんびりの動物で、私のように短気の人ではパンダの飼育員は勤まらないだろうな…。 せっかちな私からすると、パンダ時間に合わせる飼育員がご苦労様という感じでした。
主役(?)の、双子の雄パンダの成長には驚きました。 中国に来たばかりの時は、「リュウヒン」「シュウヒン」と、わざと日本語で呼ぶ映画スタッフの声に反応していたのに、しだに「リュウヒン」「シュウヒン」と呼びかけてもピクリとも振り向かなくて…中国の飼育員が呼ぶ、中国語の呼び掛けに反応する姿を見て、ちょっぴり淋しいような、環境に適応している様子がビックリのような…飼い主じゃない私が見ても、とっても複雑な気持ちでした。 このシーンは1番心象的だった。
いつでもどこでも一緒で、常にじゃれ合っていた2匹だけど、しだいにお互いを意識したり、衝突ばかり繰り返したり、自我が芽生えて大人になっていく姿も映し出されています。 これは、人間でも一緒ですよね。 例え仲良しの兄弟でも、いつの間にか個室を欲しがり、それぞれの生活ができ…etc…自然な流れといえども、ちょっぴり淋しい姿ではありますね。
私は、本物の(ナマの)パンダを見た事がありません。 今、調べたら、パンダのいる動物園って(この間、上野動物園のパンダが死んじゃったから)日本に2つしかないんですねー。
兵庫:王子動物園。 和歌山:アドベンチャーワールド。
10年ぐらい前、東山動物園でコアラを見た時、予想以上に興奮して、なかなかコアラの前を離れられなかったので、パンダもナマで見たらきっと可愛いんだろうなぁ。
劇中、大人のパンダが木で休んでいたり、水につかって休んでいたりする姿は、まるで着ぐるみを着た人間みたいで笑えました。
♪BGM♪〜『Second Kiss』by:Bossanova Cassanova
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『幸せの1ページ』
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