インド北西部を走るダージリン急行に、長男フランシス(オーウェン・ウィルソン)の呼びかけで、次男ピーター(エイドリアン・ブロディ)と三男ジャック(ジェイソン・シュワルツマン)がやって来る。 父の死をきっかけに絶交していた彼らだが、フランシスはインドの旅を通じて、再び兄弟の結束を高めようとしていた。 しかし兄弟たちはそれぞれに個人の問題を抱えており、旅の途中もケンカが絶えない。しかしそれでも、3人は人生を変える旅を必要としていた。。。
変わっているというか斬新というか、凄く面白い作りの作品でした。
とにかく3兄弟がとっても良い。
フランシスは、ケガをしている役で、オーウェンは、劇中の90%以上を包帯ぐるぐるの格好をしています。 この情けない格好が、余計に威厳がなくて、最初、「長男=オーウェン」にピンとこなくて、見ている途中も、「エイドリアン・ブロディが長男の方が合ってるのになぁ」と感じていたけど、不思議としっくりハマってきて、最後は、ちゃんとお兄ちゃんに見えてきました。
意外な(?)収獲だったのは、『戦場のピアニスト』ですねぇー。 私、エイドリアン・ブロディは、↑この作品と、ケン・ローチの『ブレッド&ローズ』シリアスな役しか見た事がなかったので、こういった作品にキャスティングされるのも意外だったし、良い意味で裏切られた良さがありました。
そして、1番目立っていて、オイシイ役だった3男のジャック。 本編前に、『ホテル・シュヴァリエ』という短編が上映されて、ここではジェイソン&ナタリー・ポートマンが出演しています。 本編へのプロローグとなっていて、とてもオシャレな雰囲気です。
私は、妹と2人きりで旅した事が2回あります。 1回目は、学生の時の夏休みに行った横浜。 2回目は、妹が住んでいたオーストラリアのパースに私が訪ねて行った4年前の年末年始。
1人でもなく、友達同士でもなく、親を抜かした家族、、、姉妹だけで旅するって、なんとなーく不思議で面白い経験です。 この映画を見て、また妹と旅行したいなぁって思いました。
スクリーンから、インドの雑踏と埃臭さも感じられて(起こることはドタバタだけど)心地よいロードムービー。 ずっと大切に抱えていたお父さんのカバン(大量)あの後、どうなったんだろうね?
♪BGM♪〜『Second Kiss』by:Bossanova Cassanova
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