2008年07月04日(金) |
『痛いほどきみが好きなのに』 |
ニューヨークに住む若手俳優のウィリアム(マーク・ウェバー)は、行きつけのバーで、シンガーソングライター志望の女性サラ(カタリーナ・サンディノ・モレノ)と出会う。 ニューヨークに来たばかりという彼女に、ウィリアムは恋をする。 しかし、サラの態度は消極的だった。 ウィリアムは、映画の撮影旅行に便乗してメキシコに誘い2人で出掛けるのだが。。。
「痛いほどきみが好きなのに」っていうのが凄く伝わってくる作品でした。
恋愛は、「いつ何時でも一緒にいたい」という気持ちと、「ちょっと自分の時間を大切にしたい」という気持ちの積み重ねのような気がします。 どちらかの波が長く押し寄せてくる期間もあれば、くるくると気持ちの波が変わる時もある。 2人の気持ちの波が、ちょうど足並み揃えばピタリとはまって、長い月日を重ねられると思います。 逆に、それがズレると衝突したり喧嘩したりで、そこから多方面に亀裂が入ってしまう。 「恋人と上手くいくかいかないか?」根本には、これがあるんじゃないかなぁ?
劇中の2人は、まさに、この波がズレてしまったパターンでした。
あんまり反応がないと、「もっとかまって」って思うのに、あんまり接近されると「ちょっと放っておいてくれないかな」と思う。 ワガママだけど、こうゆう気持ちの波って、恋愛中は必ずやってくるはず。 この辺のサラの気持ちがよく描かれていました。 しかし、サラが「自立したい」という気持ちと、「自立したい=恋愛は切る」という考え方があんまり納得いかなかったけど…でも、若い2人には、目の前のことに突っ走りたい感情があるのかもね。 これが20代後半、30代の恋愛だったら、また全然違うと思うけど。
サラを演じたカタリーナは、『パリ、ジュテーム』で、私が1番印象に残ったストーリー『16区から遠く離れて』に出演していた女優さんでした。
あと、ウィリアムの元彼女役でミシェル・ウィリアムズも出演。 彼女は、本当に存在感ある女優さんですね。 今回も、登場時間はそんなに多くないのにとても光ってました。
自主上映にて、今日から3日間の限定上映。 先週と打って変わって、今日はちょっぴり淋しいお客さんの入りでした。
♪BGM♪〜『EXILE LOVE』by:EXILE
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『ダージリン急行』 『近距離恋愛』 『さよなら。いつかわかること』
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