2007年02月14日(水) |
『あなたになら言える秘密のこと』 |
工場の仕事を黙々とこなし、誰にも打ち解けず働くハンナ(サラ・ポーリー)。 その真面目過ぎる働きぶりを上司にとがめられ強制的に取らされた休暇中、思いがけないことから油田掘削所の事故で大怪我をした男・ジョゼフ(ティム・ロビンス)の看護を買って出る。 向かった先は海に浮かぶ油田。 そこには陽気で腕のいい料理人をはじめ風変わりな男たちが働いていた。 彼らと生活を共にするうちにハンナは次第に笑顔を取り戻して行くのだが。。。
人は1人では生きられないけど、1人でないと生きていけない時もある・・・そんな感想を抱いた作品でした。
人は秘密を持つ時、必ず人に関する事で秘密を抱える。
「人と何かをした」 「人に何かをした」 「人に何かをされた」 …etc…
打ち明ける事で、誰かを傷つけてしまうなら、秘密は抱え込むべきだし、一生黙ってるのが正しいと思う。 私は、正直が正義とは思わない。
反対に、打ち明ける事によって、己が解放されるなら、話した方が良いし、きっと打ち明ける瞬間が自然に訪れると思う。
ネタバレになるので、あまり書けないけれど、ストーリーの後半、ハンナのカウンセラーが語るセリフの一語一句が印象に残る。 暗く重いセリフだけど、これ以上ない程の的確なセリフ。
平和の尊さを実感した作品でした。
♪BGM〜『ドリーム・ガールズ』サントラ
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『ドリーム・ガールズ』
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