2007年02月05日(月) |
『世界で一番パパが好き!』 |
マンハッタンで音楽業界の宣伝マンとして働くオリー(ベン・アフレック)は、最愛の恋人と結婚し、幸福に満ちあふれていた。 ところが、妻(ジェニファー・ロペス)は出産と同時にこの世を去ってしまう。 悲しみに押しつぶされ、仕事で大失態を演じたオリーは、故郷ニュージャージーへ戻り、父の家で暮らすことに。 7年後、娘ガーティ(ラクエル・カストロ)は健やかに成長していた。 ある日、心のどこかで仕事復帰を望んでいたオリーにチャンスが訪れるが、それは家族の関係を大きく揺るがせていく。。。
父と娘のストーリーなので、子供を持つ人が見ると、本当に大切なものを見つめなおせるんじゃないかなぁと思う作品でした。
1ヶ月ほど前、親友から「3月で仕事を辞める」という話をチラっと聞いた。 彼女はずっと2人の子供を保育園に預けながら幼稚園の先生として働いていたけど、いつも「1年1年の区切りで考えている」と言っていたから、やっと決心がついたみたいで、今まで頑張ってきて、心からお疲れ様と思う。
以前、【パート2】にも書いた事があるけど、彼女の長男くんが小学校に上がって以降、子供の行動に次々に問題が勃発して、今まで、夫や双方の親やスクールカウンセラー…etc…頼りながら何とかやってきたようだけど、辞める決心がついたって事は、仕事よりも目の前の大切な存在と向き合おうと考えたみたい。 彼女が仕事を辞めても幼稚園は存続していくけど、お母さんは1人しかいないんだもんね。 多分、「もっと早く…」と後悔していると思うけど、時間は取り戻せないし、今、気づき行動した事を大切に、これから今までの分もじっくり子育てに奮闘していく事でしょう。
この作品の娘ガーティも7歳。 友達の長男くんも7歳。
4月以降、仕事を辞めて時間が出来たら、是非、彼女に見てもらいたい作品です。
ジェニファー・ロペスとのバカップル振りや、ラジー賞などの話題しか盛り上がってない(?)ベン・アフレックですが、今までの彼の作品の中で1番良いんじゃないかなぁ。
そしてガーティを演じたラクエルちゃんの芸達者ぶり! よく、「男の子に比べると女の子はオシャマでおませで」というけれど、そんなチョッピリ生意気なオシャマさん、でも愛らしくて可愛い存在を、とても上手に演じていました。
劇中ラストに出てくる学芸会のシーンは感動だったなぁ。
これ、原題は『ジャージー・ガール』なんです。 マンハッタンの川向こう、ジャージー。
NYでバリバリの業界人として働いていたオリーがいつまでたっても華やかな世界を諦め切れなくて、その対比として今のジャージーでの田舎暮らしを描いているんだけど、田舎の部分の描き方がチョット甘いのが気になりました。
同居するおじいちゃん。 飲み仲間のおじさん2人。 レンタルビデオ屋さんでアルバイトする大学院生(リブ・タイラー)。 ジャージーでの生活には、この人たちも絡んでくるけれど、リブ演じるマヤのキャラクター設定はハチャメチャ過ぎるし、田舎生活のシーンが少なすぎる。
欲を言えば、ガーティーが“ジャージー・ガール”になるもうチョット大きなエピソードが1つ欲しかったなぁ。
展開はある程度よめるけど、大袈裟じゃない感動ストーリーで、ほとんど期待しないで見たわりには、なかなか良い作品でした。
カメオ出演でベンの親友:マット・デイモンが出ていたよ。
♪BGM〜『ドリーム・ガールズ』サントラ
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■感想予告■(映画見済・感想暫待)
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