1945年8月。 その時、彼は庭師のように質素な身なりをしていた。 その人の名前は、昭和天皇ヒロヒト。 宮殿はすでに焼け落ち、天皇は、地下の待避壕か、唯一被災を免れた石造りの生物研究所で暮らしていた。 戦況は逼迫していたが、彼は戦争を止めることができなかった。 その苦悩は悪夢に姿を変え、午睡の天皇に襲いかかる。 焦土となる東京に自分自身の孤独。 やがて、連合国占領軍総司令官ダグラス・マッカーサーとの会見の日が訪れる。。。
昭和天皇がお亡くなりになった時、私は中学生でした。
「そういえば、昭和の天皇陛下ってこうゆう顔していたなぁ」というのが第一印象。 劇中、始めの方はそうでもなかったけれど、燕尾服をまとったシーンぐらいから、「あ、天皇陛下」と思ったくらい、イッセー尾形は、仕草や風貌をよく研究して演じていました。
側近の人たちが「おかみ」と呼びかける度、今更ながら、「天皇陛下=かみさま」だった事をズシリと思い出した。
今の天皇陛下しかり、皇太子様しかり、はたまた愛子様しかり、“生まれた時から天皇陛下”。 赤ちゃんでありながら赤ちゃんでない人生…1つの命にかかる責任の重さって、もしかしたら世界で1番重いのかもしれないですね。
淡々と流れる映画でしたが、陛下の生活はもしかしたら(きっと)こんな感じだったのかもしれないなぁと感じた作品でした。
♪BGM〜『Voices』by:Keiko Lee
>>昨日の映画は『父親たちの星条旗』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『手紙』
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