2006年10月23日(月) |
地中海の小さな国マルタ共和国+ロンドン |
新婚旅行から帰国して1ヶ月。
“結婚しました”ハガキの送付も終わり、やっと何となく「生活」らしくなってきたかなぁという日々です。 …とはいっても、まだまだ買ってないモノ・足りないモノは多くて、休日は目的のモノを探し求めてあちこち出掛けたり、名前住所変更の各種書類で、旧姓と新姓の間をいったりきたりしてはいますが…。
人生最大の長期旅行は、地中海の小さな国とロンドン。 友人知人から「マルタってどこ?」って聞かれる度に、地図を出して説明しても全然覚えてもらえず…「そこって国なの?」「なんでまたマルタ?」…etc…帰国して写真を見せる度、プチ観光局になってます。
エアマルタ(という航空会社があるんです!)は、ヨーロッパの主要都市⇔マルタを結んでると思うけど、今回は、ヴァージンアトランティックで成田⇔ヒースロー、エアマルタでヒースロー⇔マルタの空路。
去年のパース、ニューヨークと、1人での長時間フライト&長いトランジットを経験してる私は、今回、同行者が居るだけでも救いでした。 が、相方は、初のアジア脱出だった為、ヒースローでのトランジット時間は、ほとんど病人状態…これなら1人の方がよっぽど気楽のような気がしないでもない(!)
前泊した成田のホテルを出たのがam8:00で、それからロンドンまで12時間〜トランジット5時間〜離陸遅れて機内に缶詰1時間〜マルタまで3時間、ホテルに着いたのは夜中の3:00過ぎという超過酷フライトでした。 直行便がない所に飛ぶのは大変ね。
滞在期間中、申し込んだガイド付きツアーが半分の日数、フリーが半分の日数、そしてマルタ島のお隣:ゴゾ島へ1日観光がプラスされたスケジュールで、リゾートホテルにずっと連泊です。
まず、旅には欠かせない(?)食事ですが、イタリアは行った事がないから「イタリアっぽい」かどうか分からないけど、そんなに遠からずって感じだと思う。 好き嫌いが多い私は、外国に行くと本当に食事は困ってしまうけど、マルタは、まぁまぁといった具合かな。 お肉が食べられないので、全般的にNGなモノは多いけど、魚介類やパスタは美味しかったなぁ。 味付けはわりと濃い目です。 ヨーロッパの中では、カナリ日本人の口に合うといわれているシチリア島の食事よりも「美味しくて合う」と言ってた人もいました。
言葉は、マルタ語というのがあります。 ただ、言語としてあまり発展しなかったそうで、いろんな国の言葉をもじったり短縮したような言葉。 マルタ語はさっぱりだったけど、かつてイギリスの植民地だったので、英語が通じるのが大変便利!
オランダの学者が調べた研究結果によると、「世界で1番平和度が高い国」No.1がマルタだそうで。 本当に、そのとーり!!!って感じで、人々の中にモメ事など皆無の雰囲気でした。 殺人事件なんて、年に1回起こるか起こらないかだって。
普通、地元の人の路地などは、怖くて(例え昼間でも)観光客(しかもアジア人)なんて歩けないじゃない? ところが、マルタではそうゆう雰囲気は全くないんです。 超リラックス気分で、小さな路地まで歩ける所。 歩く早さも、自然とのんびり歩きになってしまいます。
一言でいうと「とにかくスロー」「超のんびり」空気が漂う国なので、せっかちな私には(我慢できずに)耐え難い場面もありましたが(苦笑)…ヨーロッパ人からすると、飛行機でチョット飛べば、こんなにリラックスした所に来れるんだから、(ヨーロッパからの観光客)わんさかやって来るはずだなぁと思いました。
人口たったの40万人の国。 人々の暮らしの中で、「急ぐ」場面なんてありえないんだろうね。 ホテルで何か頼んで「soon」と言われて、イライラ待ってて10分が当たり前の世界でした(笑)。
こんな小さな国でも一応ユーロ加盟国! (ビックリ) 通貨の統合は2007年からだそうで、今はまだ「マルタリラ」という通貨です。 物価はそんなに安くもなく、かといって高くもなく。 お水が貴重だから、ビールやジュースよりもお水が高級品だった。
場所柄、いわゆるヨーロッパというより、半分は中東のイメージって感じかなぁ。 建物は木がなくて、石で出来てて、全部がベージュ色です。 (このベージュが白に変わったのがギリシャなんじゃないかな?)
マルタ人の顔も、西欧、北欧みたいな外人顔じゃなくって、チョット中東の血が入っているような顔をしています。 男性はイケメンが多いよー♪ 女性も超可愛い人が多い! 思うに、我々東洋人からすると、ブロンドの外人よりも、黒髪でエキゾチックな雰囲気の男前(美人)の方が、「カッコイイ(キレイ)」と感じると思う。
日差しは、とんでもなく強くて、私は史上最大の日焼けで真っ黒になりました。 1ヶ月経ってもまだ真っ黒で、腕時計の跡もバッチリ…。 色白な方だったのに、一気に健康肌になってしまいました。 帽子・サングラスは必須アイテムで、日差しはキツいけど、カラっとしてるから、心地よい暑さです。 これがまさに学校で習った「地中海性気候」ってやつですね。 やっぱり、アジアの湿気って、もの凄いと思うよ。
同じガイドツアーで廻った方達(総勢15名)が、ほんとーーーーーに良い方達で、人に恵まれた旅でした。 15名の中に、女性1人旅が4名。 新婚旅行が私達の他もう1組。 40代の御夫婦が2組。 50代後半〜60代らしき両親+お嫁にいった30代の娘さん。 私と、もう1組の新婚夫妻3人が同じ歳で最年少というオトナの集団だったので、空気を乱すような人もいなかったし、本当に楽しい方達だった。
皆さん、めちゃめちゃ旅慣れた方達ばかりだったので、色んな国の旅行話を聞けて凄く興味深かったです。 もう、他の主要国は行き尽くしてるって人が多くてね。 だからマルタを選んだんだろうけど、メジャーな所はもちろん、マイナーな所も行ってる人ばかりで、ナマ『世界不思議発見』でした(笑)。
ガイドツアーの途中の昼食でも楽しく食事したんだけど、マルタ最後の夕食は、ホテルのレストランで豪勢に全員で食事したんです。 特に仲良くお話してくださった御夫妻は、「今まで何10回と、ツアーに参加したけど、ここまで皆で楽しくお話できたのは初めて」と言ってました。
人との出会いって大切ですね。
一緒のガイドツアーに参加したメンバーの誰かと、またいつか、どこかの旅でバッタリ逢えるような気がしてなりません。 相方は「縁があればまたきっと逢えるよ」と。 きっとそうだよね。
観光の途中で写真を頼まれて色々お話したイングランドのヨークから来た2組の御夫婦。 ホテルのプールサイドで話しかけられて、「女系天皇についてどう思うか?」なんて質問された(!)日本通のアムステルダムから来た御夫婦。 私のカタカナ英語を一生懸命聞き取ってくれて、色々お話してくれて、こうゆうのも旅の出会いですよね。
地中海の青と空、マルタストーンの建物、日常を感じない時間が止まったような国…人との出会いを含め、ほんっと遠かったけど、ほんっと行って良かったです。 10年後にもう1度訪れたい。
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のんびりマルタから大都会ロンドンへ。。。
第一印象は物価の高さ!!! 去年、NYでも物価の高さに驚いたけど、それを上回った! 今、円が弱くて£ポンド高だから余計に感じるよね。 お金の感覚が狂っちゃいます。 そして、ノロノロ歩いてたマルタの後で、人の流れにそって歩くのも戸惑っちゃうくらいだった。
ホンの数日滞在だったので(夜はミュージカル見た為)観光は、いわゆる「ザ!ロンドン!」って場所がメインでした。 ビックベンとかバッキンガム宮殿とか。 あと、相方の希望で、プレミアリーグ「チェルシー」のホームスタジアム「スタンフォードブリッジ」も行きました。 スタジアムは、地下鉄フルハムブロードウェイ駅から徒歩5分。 ここは良い街だったなぁ。
テムズ川の辺に、「ロンドンアイ」っていう大観覧車(全面ガラス張り)があって、それに乗ったんだけど、ロンドンは「大阪or京都に似ている!」という2人の共通意見でした。 テムズ川が淀川or鴨川みたいな雰囲気。 ロンドンアイの観覧車は、空中庭園かな。 関西の都会住まいの人は、ロンドンに行っても、多分、違和感がないような気がするなぁ。
地下鉄は、NYの地下鉄よりも簡単でとっても分かりやすかった。 都会は交通網が発達しているから、NYと同じで、もし1人旅でも、ロンドンも(1人でも)平気であちこち動き回れそう。
ミュージカルを見るチャンスは2日間しかなかったから、どれを見ようか迷ったけど、『エビータ』と『ビリー・エリオット』(映画リトルダンサーのミュージカル)を見ました。
感動のミュージカルのレポは、また改めてアップしたいなぁと思ってます。
昨年の11月にブロードウェイ、そして1年経たずにウエストエンド。 世界のショービジネスの双璧を制覇した私…自分でもビックリ!
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以上、簡単ではありますが、マルタとロンドンの旅行記でした。
本当にホンのチョットだけの写真。 ⇒⇒⇒【パート2】の“旅” デジカメでは400枚近く撮ってきたので、マルタ島の写真に御興味ある方は御一報ください(笑)。
尚、一部の人には、“結婚しましたハガキ”と共に、勝手に送り付けました(苦笑)。
♪BGM〜『ビリー・エリオット』ミュージカルサウンドトラック
>>昨日は『マッチポイント』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『フラガール』
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