####【みぃ♪の閑話休題】####
2017年はやっと勉強から解放され、自由を謳歌しました!映画も久し振りにたくさん観た! 時々、blog+twitter書いています☆  

2006年05月16日(火) 『ナイロビの蜂』

英国外務省一等書記官のジャスティン(レイフ・ファインズ)は、ナイロビの空港からロキへ旅立つ妻テッサ(レイチェル・ワイズ)を見送った。
「行ってきます」「じゃ2日後に」…それが妻と交わす最後の会話になるとも知らずに。
ジャスティンに事件を報せたのは、高等弁務官事務所所長で、友人でもあるサンディ(ダニー・ヒューストン)だった。
テッサは車で出かけたトゥルカナ湖の南端で殺された。
彼女は黒人医師アーノルドと共に、スラムの医療施設を改善する救援活動に励んでいた。
今回もその一環のはずだったが、同行したアーノルドは行方不明、警察はよくある殺人事件として事件を処理しようとする。。。

「レイフ・ファインズが出ている」「レイチェル・ワイズが今作でオスカー受賞」、これしか前知識がない状態で見に行きました。

第一印象は、「ストーリーが予想以上に複雑」。

アフリカにおける新薬開発の人体実験と、製薬会社と大国の癒着などなど…全く予期していなかったストーリーに、「うわっ、こうゆう内容なんだ…」と、物語を追うのにけっこう必死な部分もありました。

これは、超個人的な問題なんですが、、、私、カタカナを読むのが異常に苦手で、劇中に出てくる新薬の名前や、製薬会社の名前や…話が佳境になり、真実を暴くとこらへんまで進んでくると(役者陣のセリフも早口で=字幕も早くて)こうゆうの凄いこんがらがってきちゃって、頭フル回転で見てました。

アンジョリーナ・ジョリーの『すべては愛のために』とか、先日見た『ホテル・ルワンダ』もそうでしたが、今作でもまざまざと見せ付けられるアフリカの現状は、地球の裏側で現実に起こっている事と強く感じたいにも関わらず、頭の中では信憑性を感じられない自分がいつも存在します。

発展途上国に住んでいる人からすると、我々先進国の暮らしなど想像がつかないと同じように、我々日本人からすると、(劇中に出てくる少年のように)裸足で40kmもの距離を歩いて移動するなど、映像で理解できても、頭の中では絶対に理解できない事だなぁと、つくづく思ってしまう。

発展途上国での新薬開発という問題は、言われてみれば「確かに、ありえなくないかも…」と思うけど、普段の生活の中では全然考えて事もなかったので、そうゆう面でも、鋭い視点の作品だと思いました。

テッサが闇に隠された部分を暴き、ジャスティンがそれを追求していく、社会派サスペンスのストーリー性が強いけど、「愛おしさ」部分も感じられるラブストーリー性も控えめながら上手な作りでした。

ジャスティン&テッサ夫妻は、個人的には凄く理想的な夫婦の形に思った。
私自身、恋人との関係がとっても自由きままな独立態で過ごしている身なので、「個人」の面と「2人」の面を、上手に持ち合わせている2人の関係を見て、「いいなぁ」と憧れがあったなぁ。

2人は、それほど長い時間を共にしていたわけじゃないけど、お互い自分のやりたい事を突き進んでいる反面、お互いの事を信頼して理解していて、信念の強さがあれば、信頼もブレないのかなぁと思いました。

テッサは強い!
目的の為なら手段を選ばない姿勢…あそこまで出来る人間って(男女問わず)なかなかいないんじゃないかな。
裏では、友達や従兄弟に不安や悩みを見せつつ、一本筋が通った態度をとり続けている姿は、見習いたくても、ちょっとやそっとじゃ真似出来ないなぁ。

テッサと対照的に、ジャスティンは「静」の人間です。
強いテッサも凄い人間的だけど、穏やかなジャスティンもまたとても人間的。
でも、こうゆう穏やかな人が、ふとした事で情熱が爆発すると、炎を持った行動に出れたりするのよね。

ジャスティンの行動は、傍から見ていたら危なっかしいけど、テッサの「目的の為なら手段を選ばない姿勢」が乗り移ったかのように突進していく彼の姿は、とてもステキでした。

主演の2人は、オスカーお墨付きのレイチェル・ワイズは本当に素晴らしかった。
後半は、ほとんど出番がないんだけど、強烈なインパクトです。

そして、レイフ・ファインズも正統派の役柄で、「静」の役どころを熱演していました。
賞が全てとは思わないけど、何も受賞しなかったのがチョット不思議。
そして、リネさんもレポに書かれてましたが、スーツ姿、かっこよかったなぁ。
あと、車を運転する姿もメチャかっこよかった。
私の友達が、劇中でレイフが乗っているレンジローバーに乗ってて、よく乗せてもらってるので、「あら、私もこれいつも乗っけてもらってるわ♪」とか思ってました…ははは。

レイフは、『太陽の雫』のような役はもちろん、またこうゆう社会派の役が見たいな。

あと、レイフ氏演じるジャスティンの上司役で出演していたビル・ナイが、くせ者の役を嫌味ったらしく演じていて印象深かった。
スクリーンを見ながら、「あれ、この顔、どの映画で見たっけ…」とずーっと思ってたら、『ラブ・アクチュアリー』のロックおやじでしたね。
見事に化けていて、いや〜、役者って凄いわ。

私としては、ラストシーンがもう一工夫欲しかったところだけど、全体的には、(当初の予想を)いい意味で裏切られた内容で、良い作品だったと思います。

リネさんのレポを受け継ぎ、乱筆ながらこれにて。
では、kaiさ〜ん、結びのレポ(笑)よろしくです。

---

只今、「禁ジャンクフード」しております。

最近、よく胃腸炎を勃発していて、、、「患うインターバルが短くなってきている、これはもしや、重病の前兆じゃないか」と思い、病院に行ったら、自律神経が悪く、人より胃腸の働きが多いのが原因と言われました。

私、お肉の食べないし甘いモノも嫌いだけど、夜中にポテトチップスとかプリングラウスとか、異常に食べるのがやっぱマズいんだな…。
食べる⇒胃が働く⇒炎症を起こすので、これを鎮めないと治らない。

元々ガリガリで、何を食べても太らない(太れない)体質の為、夜中にピザとかお餅とか…etc…お腹が空いたら好きな時間に好きなだけ食べるなんて、常の行動。

家族、相方、友人達から「夕飯食べたら、絶対何も食べちゃダメ!」と叱られ、「禁ジャンクフード」生活が始まりました。

今回、胃カメラも覚悟で病院行ったけど、、、本当、気をつけなきゃ。

♪BGM〜『Movin’ Out』オリジナルブロードウェイキャスト

<<昨日は『戦場のアリア』

■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『ピンク・パンサー』


 <♪前の記事  INDEX  次の記事♪>


書き手: みぃ♪
[御意見・苦情・その他メールはこちらまで]




My追加