####【みぃ♪の閑話休題】####
2017年はやっと勉強から解放され、自由を謳歌しました!映画も久し振りにたくさん観た! 時々、blog+twitter書いています☆  

2006年02月24日(金) 『ラブハンドル』

(@愛知厚生年金会館)

〜キャスト〜
立花勝:(原田泰造)
八木沼千鶴:(富田靖子)
長沢嵐:(瀬川亮)
御手洗笑子:(長野里美)
御手洗進:(小須田康人)
薄井幸男:(石黒賢)

〜ストーリー〜
弁護士の勝(原田泰造)と、恋人で秘書の千鶴(富田靖子)は、10年一緒にいて、永過ぎた春を通り越して冬状態。
フィアンセなのか先輩と後輩なのか、はたまた家族なのか、もう分からない関係になっている。
この崖っぷち状態に焦り、なんとしても結婚したい千鶴は、あの手この手で勝に迫るものの、バツイチの彼には、いまさら結婚する選択肢は一切ない。
そんなある日、勝の事務所にちょっと挙動不審な薄井(石黒賢)がやってくる。
オイシイ依頼人だと思っていたのに、片思いに悩み苦しみ、生きる死ぬの大騒ぎを起こすお騒がせ人物だった。
勝と千鶴は、薄井に振り回されたあげく、ナゼか3人で一緒に暮らすことになってしまう。
更に追い討ちをかけるように、勝の元妻と暮らす娘の恋人と言う嵐(瀬川亮)がやってきて、近所に住む勝の姉夫婦:御手洗夫妻(長野里美&小須田康人)も常に出入りする事務所は大騒ぎ。
立花法律事務所は、4つの恋愛が交錯する。
「ラブハンドル」=お腹のまわりの贅肉が気になりだす微妙な年頃の恋愛ニートと結婚ニートのスクランブルストーリーがはじまる。。。

「愛情ってこうゆうものかもしれないな」と、感じさせられる作品でした。

人は、ある特定の人と永い期間過ごしていると、その人に対する気持ちの変化、接し方の変がが出てくるのが自然な流れ。
例えば、最初は敬語で話していたのが、友達と呼べる関係になってくるとフレンドリーな会話になったり、こうゆうチョットした事(でも、あえて意識しないうちに)変わっていく事ってありますよね。

これが男×女の恋人関係だったら尚更の事。
しかも、男女の場合、最初は「変わる事」に対して不満を持つけど、次第に「変わらない事」に対して不満を持つのが特徴的かもしれないですね。

「変わる事」も愛情だし、「変わらない事」も愛情だし、それを相手に求めるのは、ある種のワガママかもしれない。
でも、それってやっぱり、「その人あってこそ」の愛情なんじゃないかなぁと思います。

劇中ラストの勝×千鶴カップルと、御手洗夫妻を見て、そんな「その人あってこそ」の愛のカタチを感じました。

ストーリーを読むと、お騒がせあり笑いありのラブコメディ劇に感じます。
実際、とっても面白く、笑えるシーン(セリフ&ダンスも!)満載ですが、2幕途中から、あれよあれよと情勢が変わってきて、そこら中で鼻水をすする音が…。
もちろん私も、涙・涙でした。
悲劇でも壮大なラブストーリーでもないのに、ここまでグッとくるとは…。

泣けたなぁ。
もう1度見たい。

私が「この舞台見たい!」と思った1番の理由は、まずナマ原田泰造。
そしてもう1つ、主人公カップルの設定が、あまりにも自分と似ていた事にギョッとしたから(笑)。

正確に言うと、私と相方は同棲はしていないし、バツイチでもないし、結婚に対して(この作品の勝と千鶴のように)どちらかが拒絶と熱烈アタックという、対照的な関係でもないけど、自分たちがフィアンセなのか先輩と後輩なのか家族なのかよく分からなくなってるというのは、グサグサ突き刺さる部分。

自分自身に、千鶴のような強い結婚願望がない為、この手のラブストーリーでは、女性側の立場に共感する事ってほとんどない私…。
今回もやっぱり、千鶴のストレートさに、どこか羨ましささえ覚えながら、勝の立場に「そうだよね…分かるよ君」と感じてばかりでした。

私と相方の場合、2人共に勝のような考え方の持ち主なので、こうゆう事でモメたり言い争いになった経験が全くなく、千鶴タイプの恋人は、ウザさ反面、ちょっぴり憧れ反面という感じでもあったかな。

念願のナマ原田泰造氏は、もぉ〜とってもかっこよかったです♪
私が「泰造って、ちょっとカッコイイかも…」と思ったのは、ネプチューンがガーッとブレイクしてきて、サントリーのビールCMに出始めた頃かな。
当時、「泰造、かっこいいよね?」と言っても、誰も共感してくれる人はいず、うちの母なんて、(母がテレビを見ていて)ビールのCMが流れると、居間から「おねーちゃん(←私)、恋人(←泰造)映ってるよー。ははは」と、バカにしながら言ってたくらい(笑)。
でも、今日、初めてナマ泰造氏を見て、「あの時の私の目に狂いはなかった!!」と実感しました!

普段、テレビドラマをほとんど見ない私は、泰造氏がドラマ出演があったなんて、パンフのプロフィールで初めて知りました…(遅)。
あと、「原作読んだら映像は見ない派」なので、彼が出演していた事は知ってるけど、映画『ジャンプ』も見てない。

舞台が始まって、最初は「演技している泰造」が超新鮮で、ミーハー気分で「わ〜、泰造だよ」という感じだったけど、段々と「おぬし、なかなかやるな!」と。

2幕後半で、勝が千鶴に向かって、物凄い剣幕で怒るシーンがあります。
それまでの勝のキャラクターから考えられない感情表現で、見ているこっちが叱られたように、会場が一瞬ピーンと張り詰めたのが凄かった。
ラストの「死んだかと思った」と、千鶴を後ろから抱きしめるシーンもキューンとしたし、立派に“役者”原田泰造でした!
最初から最後まで、ずーっと出ずっぱりの役だったから堪能できました☆
また彼のお芝居、見てみたいです。

千鶴役の富田靖子さんは、とにかくメッチャ可愛い♪
元々、「可愛い人だなぁ」とは思っていたけど、女優のオーラと女性としてのキュートさと、超魅力的な人でした。
劇中、千鶴は勝の事を「まーくん」と呼んでるんだけど、この呼びかけが、たまらんっっ可愛さなのです。
「まーくん」、「まーーくーん」、「まぁーくんっ」と、連呼する富田さんに、客席の男性陣は、身がよじれちゃったと思うよ(笑)。
もしも、「ま」が付く名前の人なら、もう今日から間違いなく富田さんが妄想恋人だね(笑)。
ファンの人なら涙ものの、ナース姿やパジャマ姿、ドレスにセーラー服にメイド服まで披露して、可愛さを振りまいてました!

セーラー服・学ラン姿は、6人全員が披露するけど、みんなけっこうイケてたかな。
あの激しいダンスもけっこう練習しただろうなー(ストレートプレイですが、数回のダンスシーンあり)。
瀬川君は女装(セーラー服)だったので、これまたファンの人なら涙ものだったでしょう。

石黒さんは、テレビのイメージとは全然違う役で面白かったです。
普段より、ワントーン高めの声で、弱々しく悩める薄井を演じてました。

今まで演劇雑誌でしか知らなかった、小須田さんと長野さんは、絶妙な間が素晴らしかったです。
長野さんは、美声が印象的!
小須田さんは、チョット出番が少なくてもったいないなと思ったけど、ダンスシーンでは1人だけオイシイ見せ場もあるし、ラストの哀愁演技はジーンときました。

来年、是非とも再演して欲しいなぁ。
パワーアップ(するであろう)泰造氏を見てみたい。

パンフのプロフィールによると、ネプチューンは現在4本のテレビレギュラーがあるようだけど、お稽古→舞台出演しながらテレビ収録って、、、なにはともわれ体力ないとできませんなぁ。

『ラブハンドル』公式HP
「ステージフォト」では、舞台の写真が何枚か見れます。
富田さんのナースとセーラー服とメイド服は映ってないけど、パジャマとドレス姿はあるなぁ。

『e+インタビュー』
原田泰造&富田靖子のインタビューがあります。

ご意見ご協力いただいたkaiさん、ありがとうでした!

♪BGM〜『The Love Rocks』by:Dreams Come True

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■感想予告■(映画見済・感想暫待)


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書き手: みぃ♪
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