CIA諜報員ボブ(ジョージ・クルーニー)は、息子の進学を機に、キャリアに終止符を打とうと決心する。 一流法律事務所の弁護士ベネット(ジェフリー・ライト)は、アメリカの巨大石油会社の合併調査を依頼される。 ジュネーブ在住の石油アナリスト・ブライアン(マット・デイモン)は、ある事件をきっかけに石油王の王子ナシール(アレクサンダー・シディグ)の相談役となる。 そしてパキスタン人のワシーム(マザール・ムニール)は、母国を離れ中東の油田で働いているが、過酷な労働と人間以下の生活に希望を失いかける。。。
CIA工作員、弁護士、エネルギーアナリスト、パキスタン人青年労働者、アラブの王子、、、5人それぞれの話が、独立しつつも絡み合って繋がっていて、最後まで集中力が途切れない作品でした。
最初の方は、場面展開が速く、とってもスピーディなので、映像を追うのにけっこう必死。 でも、これについていければ、後半の1/3ぐらいは「あ〜、なるほど」と思うところが多くて、ちょっと最近ではあまり感じられなかった“見終わった後の達成感”みたいなモノを感じられる映画だと思います。
歴史的事実や事件、実話を元にしたストーリーは、「見終わった後に、色々と考えさせられる」って事が多々あると思う。 今作は、「考えさせられる映画」というより、「考える映画」といった感じかな。
5人の中心人物の中では、パキスタン人青年とアラブの王子に肩入れして見る人が多いと思います。 私もそうだった。
特に、不当な解雇をされて、テロリストになっていくパキスタン人青年の話は、やりきれない…。 その過程は、宗教をたくみに操り(操られ)凄く分かりやすい流れで、「こんなに単純な流れなんだ…」と思うんだけど、人間を何かにまきこみ(洗脳する)には、単純な事だからこそ、のめりこんでいくのかなぁ。 彼のラストシーンは、誰もが予想できる展開ですが、それでもやっぱり衝撃的でした。
見事オスカーを受賞したジョージ・クルーニーは、意外に出番は少ないです。 もっっっっっすごい怖いシーンがあるけど、当然私は目をつぶってやりすごしましたー。 この映画、PG−12もR−15も付いてなかったから、血ダーダーは無いと思ってたのに…安心してたのに…。 私は見てないので、シーンの詳細は分からないけど、とにかく、すんごーく強烈(だと思う)ので、弱い方は「あ、これ?…きた?」と思ったら、速やかに目を閉じてください。
「ヒゲのせいもあると思うけど、ダグもやけに老けたなぁ」と思ってたら、役作りの為に13kgの体重増をしたそうですね(←見終わった後から知った)。 ぼてぼてしていて、かなーりオッサンに見えます。 このまま『ER』に出たら、カーターのパパでも良いくらい(笑)。
冒頭の各シーンをしっかり集中して見ないと、そのままずーっと置いてきぼりくう可能性が大なので、これから御覧になる予定の方は、最初から頭を働かせて見る事をオススメします。 あと、事前にある程度のあらすじ情報を仕入れて行った方が良いかもしれないです。
オスカー効果で、これから見る人も増えるかな?
ちなみに『シリアナ』とは、CIA近辺で用いられている中東再建プロジェクトを指す専門用語だそうです。
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先日レポをupした舞台『ラブハンドル』で、泰造熱がヒートアップしちゃった私は、先週、(火)深夜『ネプベガス』、(水)『銭形金太郎』、(金)『幸せって何だっけ』と、ネプチューンの番組を3つも見てしまった!!! 普段、あんまりテレビを見ない私が、新聞のテレビ欄で番組をチェックする姿は異様…。 上記『シリアナ』のパキスタン人青年じゃないけど、まさしく何かにとりつかれる感じだよ(苦笑)。
でも、『ネプベガス』も『銭形〜』も、他の出演者のロケVTRばっかり流れて、肝心な泰造氏があんまり映んないんだもーん…ちょっとガッカリ。 けど、『ネプベガス』は、なかなか面白い番組だったな。
『ラブハンドル』出演者の小須田さんの日記によると、「原田君は、とっても向上心がある」そうな♪
「泰造はバカっぽい」と言う相方、「泰造って見れば見るほどバカに見える」と言う我が母親にも、小須田さん日記を読ませてあげたい〜。
私、先日のレポにも「お稽古→舞台出演しながらテレビ収録って、、、なにはともわれ体力ないとできませんなぁ」と書いたけど、小須田さん日記の最新ページに、泰造氏の凄いスケジュール移動が載ってますね…。
舞台観た観客が新幹線で帰るのに、出演者の彼が、本番後に寝台列車→飛行機って、それ自体がバラエティのロケだよ、こりゃ(笑)。
『ラブハンドル』は千秋楽も無事に終えたようで、私もこの舞台に(泰造氏の演技に)出会えて本当に良かったです。
さて、今週も『ネプベガス』見ちゃおっと。ふふ♪
♪BGM〜『The Love Rocks』by:Dreams Come True
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■感想予告■(映画見済・感想暫待)
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