2005年12月09日(金) |
『エリザベスタウン』 |
大手シューズ・メーカーの新進デザイナー、ドリュー(オーランド・ブルーム)は、社運を賭けた新型スニーカーを発表するが、商品の返品が相次ぎ、プロジェクトは大失敗。 会社を解雇されてしまう。 夢に破れたドリューが自殺を決めた瞬間、疎遠になっていた父の訃報が飛び込んでくる。 失意の中、葬儀の準備のために父の故郷・エリザベスタウンへ向かったドリューだったが、そこで地元の人々とのふれあいや、飛行機の中で出会った客室乗務員のクレア(キルスティン・ダンスト)と新しいロマンスが。。。
雰囲気や音楽だけとったら、高得点の映画だと思いました。
物語の中心となるのは、「父親の死」と「恋愛」部分の2つなんだけど、恋愛部分に関しては良かった。 オーランド・ブルームとキルスティン・ダンストは、絵的にも爽やかカップルだったし、ああゆう、反ストーカーちっく(?)な女の子は嫌いじゃないです。 夜から電話していて夜が明けても話していて、そのままデートしちゃうシーンは印象的だった。 ラストの地図のくだりも(ああゆう地図を作っちゃうクレアも)個人的にはカナリ好きだなぁ。
ただ、もう1つの「父親の死」に関してはちょっとイマイチでした。 正確に言うと、「父親のお葬式」に関して。
故郷の親戚や知人達と、土葬か火葬かでモメたり、どんな盛大なお葬式にするか話し合ったりする場面が多々出てくるんだけど、こうゆう状況って日本では、滅多にないですよね? はっきりいって全く感覚が分からない。 日本人の感覚とは、果てしなく違いすぎて、劇中で起こっている事に付いていけない。 故人を称えて、披露宴のような明るくてド派手なお葬式場面が登場しても、私としては「なんじゃ、こりゃ」って感じでした。
いつもエンピツで御世話になっているkaiさんも、御自身のレポに「コスチューム・プレイではない彼の出演作って珍しいですね…ひょっとして初めて?」と書かれてましたが、初めてですよね?オーランド・ブルームの現代劇って。 私、彼の出演作を見る度に、いつも同じ事を書いてますが、やっぱり弓矢のレゴラスを越える日は来ないでしょう…。
キルスティン・ダンストは、いつも「全然可愛くない」と書きまくってるくせに、私、彼女の作品、けっこう見てるんだよね(苦笑)。 『チアーズ』なんてサントラまで持ってるし。 今回も、相変わらず可愛くなかった。 でも、可愛らしく見えた。 あと、彼女のセリフを聞く度に、ずっと思ってたんだけど、発音が凄く分かりやすいと思わない? とってもキレイな英語を話すよねぇ?
予告を見た時に凄く好印象で、楽しみに見に行った映画だったけど、「父親との確執があったまま死に別れして、後悔している息子が、どうやって立ち上がっていくか」という内容ではなくて(勝手に予想していた私も悪いんだけど)その辺が消化不良でした。 あとね、母親役のスーザン・サランドンが出番が少なくて残念…。 しかし、冒頭に書いたとおり、音楽や劇中の景色や雰囲気は、素晴らしかったです。
♪BGM♪〜『Hairspray』サウンドトラック
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『Mr.&Mrs.スミス』
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