####【みぃ♪の閑話休題】####
2017年はやっと勉強から解放され、自由を謳歌しました!映画も久し振りにたくさん観た! 時々、blog+twitter書いています☆  

2005年11月21日(月) NY旅行記(7日目)

⇒引き続き機内。

ドラマみたいなアナウンスの勃発の後に、今度は「着陸の為(機体を軽くする為)、今から燃料を空中撒布します。翼付近にお座りのお客様は、窓の外に白い煙が見えますが、それは気化したガソリンですので御心配なく。」というアナウンスが。。。

は?
えっ?
ガソリンを空に撒く?
いや、撒くのはしょうがないけど、余分に捨てないよね…。
捨てた後、ちゃんとタンクの栓を閉めてくれるよね…。
飛行機大っ嫌いで怖い私は、もぉぉ心配で心臓バクバクで、こっちが救急医療が必要になるかと思いました…(笑)。

要するに、デトロイト⇒セントレアまでのガソリンが入っているから、予定外の地点に着陸するには、飛行機が重過ぎるっつー事らしくて、ガソリンを捨てるハメになったわけだけど、映画の見過ぎか何なのか、「もしかしたら必要な分も撒いちゃって燃料不足になってるかもしれない…」「もしかしたら栓が故障していて閉じなくなってるかもしれない…」etc…もぉ独りパニック状態。
マイナス面にしか頭が働かなくなっちゃって(苦笑)今までで1番の恐怖フライトでした。

#時間不明
無事にアンカレッジ着陸。
私の悪妄想をよそに、無事に着陸しました。
着陸した途端に、医療隊がドヤドヤと機内に入って来る様子が見えた。
問題の患者さんは、私の席から遠かったので、男か女か?老人か若者か?国籍は?などは全然見えなかったけど、点滴のパック(?)が上からぶら下がっているのが見えました。

#時間不明
ガソリン補給。
患者さんを医療隊に引き渡した後、1時間半ぐらい機内に缶詰。
捨てた分のガソリン補給です。
今度は、「補給量が間違ってないだろうか?」「タンクの栓は大丈夫だろうか?」と、またまた心配になってきた私…。
身体はド疲れているのに、頭だけ絶好調でグルグル心配が駆け巡ってました。

−ここから日本時間−
#pm20:15
セントレア着陸。
2時間ぐらい遅れて無事に帰国でしたー。
ほんっっとお疲れさま。

#pm20:55
空港バス。
空港に着いても、ここから帰宅までの道のりが長いのが田舎者の宿命。
荷物を急いで取って、すぐバス乗り場に走りました。
1週間ぶりに聞く遠州弁に、帰国を実感…。
他所の街に住んだ事がない私は、普段、自分がもの凄く方言をしゃべりまくっている事に、実はあんまり自覚がありません(苦笑)。
でも、今回、同行者も居ず、旅行中に遠州弁シャットアウトだった為、1週間の間隔があくと、さすがに「方言って凄いな」と気づかされるものですねぇ。

#pm23:30
帰宅。
駅まで相方が迎えに来てくれて、無事に帰宅。
ホントに身体はド疲れているのに、全ての荷解きをして、出した物は所定の位置に戻して、洗濯をして、全て完了させないと気が済まない私は、フラフラになりながら家中を歩き回って寝ました。
旅も最高だけど、我が家もやっぱり最高だ!

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元々、無計画で衝動的に始まった旅行で、当初の漠然とした予定どおり、本当、ミュージカル中心の旅でした。
もっと色々見たい(行きたい)場所もあったけど、欲をかいてあれこれ行動するよりも、ミュージカル好きの私が、最初に思い描いていたとおり、ミュージカル三昧の旅をするのが良いと思い、毎夜、毎夜、繰り出して楽しんでました。
充実した旅であったと思います。
渡米前は、「何かしら、まぁ1,2本見れればいいかな」なんて思っていたのが、5本も見れたから満足です。
あのタイムズスクエアの華やかさは、一生、私の脳裏に浮かぶと思う。

ド寒い中、tktsに並んで外人といっぱい話したり、劇場で隣の席になった御婦人や御夫婦と色々お話したのも、楽しい経験。
観光地に行ってばかりが楽しい経験とは限らないからね!

NYの(マンハッタンの)印象としては、、、とにかく物価がメチャ高くて、それが1番強烈な印象かも…。
最近、日本は「景気が上向き加減」とか言いつつ、まだまだ「安くしてなんぼ」の世界だけど、NYは「高くしてなんぼ」の世界って感じ。

身近な場面で、一例を挙げると、、、私がよく買っていた、クランベリーの100%ペットボトルジュース(500ml)、だいたい$1.89〜$2ぐらい。
日本円にすると¥¥220〜250ぐらいだから、「うわー、たかっ」って感じでしょ?
日本のスーパーだったら、1リットルの100%紙パックジュースでも¥198で売ってるでしょ?
安売りだったら¥178や¥168で売ってる。
それが、500mlで¥250だからね。

今までのレポを御覧になっていただければ分かると思いますが、私、そんなにあちこち出かけてないし、ブランド物の「ブ」の字も買ってない、ブランド物どころかモノで買ったのはミュージカルのプログラムとCD、あとメトロポリタン美術館でポスターとポストカードぐらい、食事も本当に簡素(レストランなど一切入ってないのに)、$400(約¥48,000)現ナマで持って行って、残りは20$ぐらいだったかな。
もっちろん、現金の他にクレジットカードも使いましたよー。
カードで¥40,000ぐらいは使ったかな。

私は、どちらかというと、比較的、パーパー¥お金を使っちゃう性質です。
独り暮らしの経験が無く、ずーっと親元に居るので、余計に「節約」の感覚がほとんど無い暮らしをしてます。
そんな、お金にカナリ寛大な私の感覚をもってしても、「うわ、NY何もかも高いよ」と思うんだから、世界的に見たら、本当に凄い物価高の街なんだと思う。

今回、誰にもお土産は無しにして、全て自分のお小遣いでした。
だいたい、わたしゃ、今、失業者だしさ(笑)。
というか、NYはお土産は難しい所だねぇ〜。
私は最初から、「無職だし、所持金はミュージカルのチケ代にまわしたいから、今回はお土産買ってこない可能性大だからね!」と、皆に宣言して旅立ったけど、ツアーで一緒だった皆さんは、けっこう頭悩ませてたもの…。

1番心配していた寒さは、心配どおり、本当にド寒でした。
お昼間からあんなに寒いとは驚きー。
ビルが多くて、日なたが無いのも驚きー。
私が行っていた時季は、最高気温が7,8℃だったかな。
温暖な地域に住んでる身としては、余計に堪えたよぉ。

あんまり心配はしていなかった治安の面は、私が行動した範囲&時間帯に限っては、全く問題なしでしたね。
もちろん、用心の気持ちは忘れずにいる事が前提だけどね。
私自身も、「頼りは己のみ」だったから、無意識に緊張していたと思うけど、「危険」は一切感じませんでした。

防寒対策はバッチリだったのに、1つ忘れちゃったのが、「方位磁石」。
どこに行くにも地図を取り出して歩いていたけど、方角が瞬時に分からないんですねー。
どこの通りにも数字で看板があるので、「ここは○番街の□□stだ」という事は分かるんです。
でも、地下鉄から地上に出て、タテとヨコの通りは確認できるけど、「はて、これ、どっちが北?どっち行けばいいのか…」って場面が何度もあったから。
マンハッタンに行く予定がある方は、是非、方位磁石をお忘れなくです!

そして、ニューヨークは、「綺麗な景色を見て『わー!』」とか、「壮大な風景を見て『わー!』」とか、「安くて美味しい物を食べて『わー!』」とか、「立派な歴史建造物を見て『わー!』」とか、そうゆう類が一切無いので、とにかく目的を持って行くべき街だという事を実感しました。

私みたいに「とにかくミュージカルを優先させた滞在にしたい」とか、「美術館だけをグルグルめぐりたい」とか、「ブランドショップのハシゴに命かけたい」とか、「夜な夜なjazzクラブに繰り出して昼間は静にしていたい」とか、「ダンスレッスンを受けたい」とか…もしくは「誰にも構わず独りでブラブラとボーっとしたい」とか…etc…。

1番向いてないのが新婚旅行だと思う。
(私、ハネムーンの経験ないけど…)
私のように10年も11年も付き合っていて(既にそこら中を一緒に旅している間柄なら)ともかく、世間一般的にフツーの3,4年付き合って結婚したような夫婦には、全く向いてない場所。
未婚の私には、新婚旅行でどのくらいのお土産品を購入しなければいけないかが分からないけど、NYは買うモノ無いし(笑)何につけド高いしね。

あと、食事面でも、、、例えば私が夏に行ったベトナムのように「安くて美味しいモノがいっぱいある」所なら、どこでも気軽に入れてOKだけど、NYは、そこそこ満足する味に出会う為には、エンゲル係数が相当上がると思う。
同行者と金銭感覚が合わないと(親兄弟並みに、一切気を使わずに意見を言い合えないと)食事1つとっても、意見の食い違いが(どちらかが納得いかない状況)絶対に出てくるような気がしました。

だいたい、こうゆうとこでモメるでしょ(笑)?
だから、複数で行くならば親か兄弟が1番良いと思う。
実際、ツアーで一緒だった皆さんも家族や年配者夫婦が多かったもんね。

私自身、もしもまたNYに行く機会があったら、次も独り旅で良いかなぁって思ってます。
(独りで旅すると、他人のお風呂時間&洗面所使う時間を待たなくて良い事が、ナンテ快適なの!と感じるのだ)
もしくは、1日1回ぐらい食事時だけ一緒に行動してくれて、後は各自、自由行動OKな同行者。

あと5年ぐらい経ったら相方と行って、行きたい場所が一緒の所だけ一緒に行動して、お互い自分が見たいミュージカルを見て、食事時間に集合して…etc…そんなNY旅行が理想だわ〜。

私は今まで、南に旅する海外しか経験が無い為、今回、初めての大きな時差(日付変更線越え)でした。
滞在中、リアルタイムで日本の衛星放送が見れていたのに(NYが朝なら、日本はその日のもう夜になっている感覚を味わっていたのに)、最後まで実感できずに終わったのがナゾでした…。

長々と旅行記にお付き合いくださった皆様、有難うございました。
読むの、お疲れ様でした。

明日からは通常の映画レポに戻ります。
【パート2】も通常版に戻りました。

最後に、いつもエンピツで御世話になっている。。。
出発の日、セントレアでブラブラしている時にメールをくださった、kaiさん『I’LL BE COMIN’ BACK FOR MORE』
飛行機に乗る直前にタイミング良くメールくださった、へつさん『へつの映画日記』
帰国したら、「写真楽しみにしています」とメールが届いていた、あずきさん『あずきの試写室』
そしてそして、いっぱい御世話になった、リネさん『Cinephile』
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
ありがとうでした!

■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『エリザベスタウン』
『Mr.&Mrs.スミス』


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書き手: みぃ♪
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