2005年11月19日(土) |
NY旅行記(5日目)『MAMMA MIA!』と『I Love You 愛の果ては?』 |
#am6:00と7:00と8:00 もはや日課となった乾燥で目覚め、また寝て、また目が覚めて繰り返し。 モーニングコールで起こされて朝食をとりながら、日本のテレビをチェック。
#am10:00 ホテル付近散策。 泊まっているルーズベルトホテルから歩いてすぐ行ける距離に、MoMAやラジオシティミュージックホール、ロックフェラーセンター、セントパトリック教会などがあります。 1番最初にMoMAに行ってみたものの、案の定、大行列、、、まだ見たい所もあるし、午後からミュージカル控えてる身なので、行列を横目に諦めました。 4年前ぐらいかな?上野の森美術館にMoMA展が来た時に見に行ったので、リニュアルされたNYのMoMAも行きたかったんだけど、あの行列を見る限り、週末は9:00には並んでないと無理そうな感じだなぁ。 毎週金曜の夕方に無料開放があるそうだけど、有料であれだけの人なんだから、無料なんて言ったら、相当な混み具合だと思われる。
MoMAを後にして、ラジオシティ・ミュージックホールまで戻ってみたら、こちらもクリスマスのロケットダンスショーお目当ての人が大行列を成してました。 ここは外観だけでもとっても綺麗なので、写真をいっぱい撮って(その辺に居る外人さんにいっぱい撮ってもらって)退散。
クリスマスツリーの点灯で有名なロックフェラーセンターは、まさに点灯直前の、もみの木の飾りつけの真っ最中でしたー。 正面には、青い大きな垂れ幕が掛かっていて、点灯前でもオシャレな雰囲気。 映画によく登場するスケートリンクは、意外に狭くてビックリでした。
この辺りは、5番街・6番街沿いでとっても華やかな通り。 今回、買い物とかブランド品とか全く眼中に無い旅だったので、どこのショップにも入らなかったんだけど、5番街の一等地にあるカルティエは、お店丸ごとクリスマス飾りになっていて(お店がリボンで包まれた飾りつけ)ステキでした。
#pm14:00 『MAMMA MIA!』 土曜日は、どのミュージカルもマチネ・ソワレと2回公演がある日です。 今日はtktsに並ばずに、通常料金で昨日のうちにチケを買っておきました。 『MAMMA MIA!』は、御存知、ABBAの楽曲で構成されたミュージカル。 日本を含め、世界各国で上演中のヒットミュージカルという事で、ブロードウェイでもまだまだ人気の演目です。 週末という事もあり、観光客が多いのかなぁ…ヨーロッパからの観光客も多いんだと思う。 パッと見の雰囲気で、「わー、ここに居る人達、みんな他所から来た外人だ」っていう空気が伝わってきたもの。 劇場に入ってみても、この劇場そのものが1つのアミューズメントパークみたいな雰囲気を醸し出してる雰囲気でした。 そして、客層は、年齢層がカナリ高め。 お爺さん、お婆さんと呼んでも問題ないくらいの人たちもいっぱい。 私の隣は、トロントとシカゴからやってきたという一族15人勢ぞろいの団体! お爺ちゃん、お婆ちゃん、息子、娘、婿、嫁、孫、、、一族勢ぞろい。 17日のレポにも書いたけど、ホントに、日本人の感覚ではチョット考えられないカップル文化・ファミリー文化だよね…。 冠婚葬祭じゃないっつうの(笑)…。
で、肝心の『MAMMA MIA!』ですが、、、私はこの演目を劇団四季で10回ぐらい見ていて、流れも曲もバッチリ知っているので、安心して見れました。 若干、ダンスの振り付けが違ったり、役者の動きが違ったりする部分はあったけど、95%日本と同じ。 というか、この演目は、世界各国どこの国でも見ても、演出、ダンス、衣装、セリフ、歌…ほぼ同じだろうけどね(ディズニー系も同じです)。 ただ、私自身が見慣れたミュージカルということもあり、「次にどうゆう流れになるか」「次に何の歌を歌うか」全て知っているので、自分の中で「一生懸命、集中して見よう」という気持ちが欠けてしまったかもしれません…。 タイミング悪いことに、昨夜の『ヘアスプレー』の大衝撃・大感動の余韻がまだ残っていたので…余計にね。 もしも『MAMMA MIA!』を1番最初に見ていたら、また違ったかもしれないけど、、、15年ぶりに『オペラ座の怪人』を見て、その後、初見のミュージカル2つ続いた後だったので…見る順番が悪かったかもね。 渡米前は、「見たことあるミュージカルを見よう」という思いが強かったけど、結果的に、何10回もリピートしているような、代役で舞台に立てるような(笑)あまりに見慣れている演目は、ドキドキ度が減って逆効果という事が判明しました。 見る順番を工夫すれば良かった。 でも、会場は初見の人が多かったようで、どっかんどっかん大笑いしていたし、カーテンコールは踊りまくりだったので、楽しかったです。
このミュージカルは日本でも見た事ある人がいっぱいいると思うので、キャスト感想を書きますと、、、 「ドナ」:ベリーショートの女優さんで雰囲気は凄く良かった。でも、歌が私の好みではなかった。 「ソフィ」:歌は上手。でも、顔が…全然可愛くなかった…。 「パパ3人」:サムが凄いオッサン…。ハリーはまぁまぁ、ビルが1番良かった。 「ターニャ&ロージー」:2人とも好演!特にロージー良かった。 「スカイ」:印象無し。
#pm20:00 『I Love You, You’re Perfect Now Change』 オフブロードウェイのミュージカルです。 一昨年、昨年、日本で『I Love You 愛の果ては?』という邦題で上演されて、私は東京まで2回見に行きました。 オケ演奏は、ピアノ(1人)とバイオリン(1人)のみで、出演者は男2人、女2人のみ。 男女の出会いから恋人〜結婚〜子育て〜お葬式(!)までを、4人のキャストが場面ごとにオムニバス形式で演じていきます。 日本版では、サッカー解説でお馴染みの、川平慈英さんが出演していました。 私自身、「もしNYに行く機会があったら、是非見てみたい」と強く思っていたミュージカルが、実はこの演目と『オペラ座の怪人』だったので、結果的に無事に両方見る事ができて大満足。
内容は、、、日本版とは80%ぐらいが同じ。 NYも超早着替えしてます! 多少、演出が違うところもあって(ダンスシーンなど)「あ〜、これをよく変えたなぁ」とか「あ〜、ここをよく分かりやすく演出したなぁ」とか「日本版を、よく上手く作ったわ、これは」とか、そうゆう視点で見れて楽しかった〜。 キャスト4人も、実力派という感じで、歌も芝居も良かった。 文句なし! 最高!!! 見応えがあった! 川平さんがやっていたパートは、オリジナルキャストの人が出演していて(CDの人と同じで)ラッキーだったよ。 東京で初めて見た時にCD(海外版)を買ってよく聞いていたので、物語の流れとか音楽は全部頭入ってるから問題なかったんだけど、、、NYに来てから見た他の4本に比べて、セリフで楽しむ部分も多いので、当然、英語のセリフ部分は、「周りがどっかんどっかん大笑いしていて、私1人ぽかーん」という場面は、多々あったけどね…。
この演目は、オフブロードウェイなので、劇場自体も繁華街からちょっと外れていて、43st,の9番街沿いにあります。 オンブロードウェイの劇場が1000席規模に対し、299席の小劇場。 本当にこじんまりした感じ。 今日のチケは前日に買っておいて、前から11列目のド真ん中の席で、とても見やすかったです。 しかし、英語しゃべれずに見ていたのは確実に私1人だけで、他の298人は全員外人でした。 この状況が凄かった。。。 この時はNYに到着して5日目で、私も多少、外人慣れしていたから、こんな大胆な状況でも平気だったけど、ふと冷静に我に返り、何か起こったら(火事とか地震とか、殺人事件とか(!))「どうすりゃいいんだろう…」と思ってたけど(笑)。 しかーも、土曜の夜ということで、右も左も前も後ろもカップル、カップル、カップルだらけ。 東洋人の女の子が1人、ド真ん中の席で面白い光景でしたー。 隣の席は、ダブルデートをしている男女4人組みで、色々話しかけられて、「日本人は外見が幼い!子供すぎる!」とビックリしてた。 私も、その4人はてっきり20代後半〜30代前半かと思っていたら、まだ全員22歳と言われて、「ぎょえ〜〜〜、私の方が8つもオネエサンじゃん…」と。 私が、「自分は英語が全然分からないけど、このミュージカルは日本で2回見た事があるから、独りで見に来たんです」と言ったら、「エンターテイメントに言葉は関係ないよ」みたいな事を言って「またNYに来てね」と握手されました…。
去年、パルコ劇場で見た時自分のレポに、「ニューヨークでは、3300回を越えて、今尚、上演中の作品との事ですが、外国はカップル(夫婦)文化が根付いているからなのかなぁ?だから、受け入れられやすい(観客もカップルで見に行く)作品なのかなぁ」と書いてあったけど、まさにその通り、本当にカップルだらけの劇場だった。 私のよみが当たったわ。 やっぱり、この演目はカップルで見るのがベストだと思う。 私もいつかもう1度、NYで相方と見てみたい。
#pm22:45 ホテル帰宅。 『I Love You〜』は、タイムズスクエア周辺の劇場街からチョット外れた場所にある劇場だったので、「22:30過ぎてから大丈夫かなぁ…」なんて思ったんだけど、そんな心配は無用で(多分、土曜の夜だったから人が多かったと思う)、今日も劇場から歩いて帰ります。
#am1:30 遅夕食&就寝。 いつもと同じく、買っておいた残りの夕食を食べて、ゆっくりお風呂に入って、日本のテレビと「ブロードウェイプレビュー」を見て、荷造りの準備をして、NY最後の夜が終わりました。
⇒⇒⇒6日目へ続く。
FOMA撮影写真は、【パート2】をクリック。
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