2005年11月18日(金) |
NY旅行記(4日目)『ヘアスプレー』 |
#am6:00と7:00と8:00 今日も乾燥で目が覚め、また寝て、また目が覚めてを繰り返す。 モーニングコールで起こされてテレビをつけ、昨日と同様、朝食を取りながら、新聞を見ながら、NHKの22:00のニュースをチェック。 連日報道されている大阪の姉妹殺人事件のニュースを見て、「日本の方がよっぽど危険じゃんか…」と思ったり。。。
#am10:45 メトロポリタン美術館。 今日も地下鉄に乗り、METまで。 METは、(火)、(水)、(金)の11:15〜日本語ガイドツアーが開催されてるから(無料です)、それをお目当てに行きました。 大して美術に精通しているわけでもないし、広い館内をとりあえず抜粋して案内してもらうのは良いかなぁと思って。 ガイドブックにも載っていたし、いつもこのエンピツで御世話になっているリネさんからもオススメされたから。 しかし、コートやマフラーを預けて準備万端なものの、一体全体、どこに集合していいのか分からなくて、、、やっぱり広いなぁ。
#am11:15 日本語ガイドツアー。 チケ買って、すぐ目の前にある場所で待っていると案内人が来てくれて参加者(15人ぐらい居た)引き連れて、グルッと絵や展示物の説明をしてくれます。 日本語だけじゃなくて、各国のツアーがあるみたいで看板に色々な国の案内曜日時間が載ってた。 15人中、半分以上の人が、各絵画や展示物の説明を、一生懸命ノートにメモを取っていて、写真もこまめにとっていて(フラッシュさえたかなければ写真はOK)ただ「へ〜」と説明を聞いてキョロキョロ見ていた私は、みなさんの熱心さにビックリしてしまった〜。 ガイドツアーは1時間15分ぐらいです。 とっても丁寧に分かりやすく説明してくれるし、ブラブラと歩くより、こうゆうのに参加するのは、有効的だと思います。
今METでは、ゴッホ展(ゴッホの鉛筆絵画展?)開催されているけど、それはメチャ混みで諦めました…。 私、ゴッホ好きなんだけど、この日も、やっぱりミュージカルチケ取りをする為、午後からtktsに並びたくてね。 記念に、ポスターを買って帰りました。 ただ、残念なことに、美術館の正面が、外壁の塗り替え(?)工事か何かで、足場組んでネット貼ってあったのぉぉぉ…写真が撮れなくて残念だった。 METは、またゆっくり行きたいと思う場所でした。 そして、セントラルパークは、地下鉄駅⇔METまでの道中と、美術館内から見ただけで終わりました。 とてもとても寒くて散策なんてできん。。。
#pm14:30 tkts。 メトロポリタン美術館から地下鉄で戻ってきて、今日も半額チケ目指して寒風吹き刺す中、並びます。 昨日と同じ時間に並んだのに、今日は金曜ということもあり、前日よりも人が多かった。 今日のconversation御相手は、後ろに並んだフロリダから来た母娘さん。 tktsは、タイムズスクエアの「中洲」状態の場所にあり、行列の横で、タップダンスやパーカッションのパフォーマンスをやっている人がいます。 洋楽の音楽を演奏していて、私はタイトルはよく分からないけど、ラジオで流れてるヒット曲ぐらいは分かるので口ずさんだりしていると、後ろのフロリダの娘さんが「日本でもこうゆう曲は有名なの?」とか聞いてきて、一緒に口ずさんだりリズムとったりしていた。 そうでもしていないと寒くて寒くて…チョットでも体のどこかを動かしてないと、固まっちゃいそうで。 フロリダも暖かい地方だから、お互い寒さがキツくて、母娘さんとは暖かい話ばかりしていました(笑)。 昨日のミネソタの御夫妻といい今日の母娘さんといい、通じてるんだか通じてないんだかよく分からない日本人(←私)に対して本当に優しく接してくれて感謝です。
今日は当初、『シカゴ』お目当てで並びました。 舞台も見た事あるし(映画も見たし)CDも持っているから音楽もバッチリ知ってるしね。 でも、本日『シカゴ』は35%オフだったんです。 tktsは、現ナマかT/C支払いのみで、私はこの時の手持ちのキャッシュが80ドルちょっとで、35%オフのチケ買えるギリギリぐらい。 この後はすぐホテルに戻る予定だから、別に残りが1ドルになっても良いっていえば良いんだけど、、、やっぱりホンの15分や20分でも、外国で所持金1ドルは何となく不安で…50%オフだったら『シカゴ』買ったんだけど(セコい?)どうしようかなぁと迷って、もう1回、『ムービンアウト』か『オペラ座の怪人』見ようかなぁと思ったんだけど(共に50%オフだった)、「でも、なるべくたくさんの演目を見よう」と思って、50%オフの『ヘアスプレー』を買ってみました。
#pm17:30 夕食。 昨日と同じく、tktsの帰り道にデリで食料を調達してホテルに戻り、まず、ゆっくりお風呂に入って、お部屋で夕食。 「ブロードウェイプレビュー」のチャンネルで色々なミュージカルのPVをずーっと見ていると、もうこれだけで満足しちゃいそう(笑)。
#pm20:00 『Hairspray』 演目あらすじ(ですが、、、前知識無し&音楽も知らず、なにぶん、英語のセリフもイマイチ理解不能で見ていたので、もしかしたら誤っているかもしれません…あしからず…でも、そんなに大きく的外れてはいないはずです…多分、きっと)。 舞台は1962年のアメリカ地方都市ボルチモア。 主人公はおデブちゃんの女子高生トレイシー。 トレイシーと親友のダサくてトロいペニーは、テレビのダンスコンテスト番組に夢中な毎日。 そして、トレイシーは、番組にレギュラー出演しているイケメンのリンクにお熱です。 ある日、母親エドナの反対を押し切って、新メンバーのオーディションに向かうトレイシーは、憧れのリックにも会えてルンルンだったが、番組のプロデューサー(ディレクター?かな?)のヴェルマに邪険にされる。 ヴェルマは、番組に出演するヒロイン的な女の子アンバーの母親です。 邪険にされて更にヤル気になったトレイシーは、仲間の黒人の男の子シーウィードにダンスを教えてもらって、見事、番組のレギュラーになります。 しかし、シーウィードの妹が、黒人という事を理由にオーディションに落とされていて、番組の人種差別の実態を知る。 「ニグロday」開催を訴えて番組ジャックをしたトレイシーだったが、警察沙汰になり、留置されてしまいます。 そこに、リンクがヘアスプレーのバーナーを持って現れ、フェンスを焼いてトレイシーを救出。 番組の「ミス・ヘアスプレーコンテスト」の受賞を確信していた、ヴェルマ&アンバー母娘の元へ、再度、番組ジャックに向かう。。。 ↑大まかにいうと、おそらく、このような内容です(だと思う)。
『シカゴ』を見る予定でいて、いわば予定外の観劇だったわけで、、、「英語のセリフ分からないだろうから、失敗したかなぁ」なんて心配したんだけど、とんでもない!!!!! もぉぉぉぉぉ、最高のミュージカルでした!!!!! これは、凄い! すごい! すごかった! めっちゃめちゃ面白い! 母親に連れられて幼稚園の頃からありとあらゆるミュージカルを見てる私ですが、この衝撃・感動・感激は、10年以上振りに味わいましたね。 「あー!生きてて良かった」って思った(笑)。 本当に凄かった。
舞台の英語セリフが何しゃべってるんだかイマイチ不明な私でさえ、↑上記、内容ぐらいは十分に理解できた。 劇中、「周りがドッかんドッかん大笑いしていて、私1人、ポカーン」という場面も、もちろんありますよ(苦笑)…。 「あ〜、みんな大笑いしてる…なんて言ってるんだろう…」ってね(笑)。 でも、そうゆうの差し引いても(セリフ聞き取れなくても)、ダンスとか動作で思いっきり笑えるから、全然心配ないです。 お腹痛くなるくらいに笑ったもん。
どのシーンも可笑しかったんだけど、、、特に、、、↑上記あらすじに書いた…「オーディションに向かうトレイシーは、憧れのリックにも会えてルンルン」 ↑このシーンは、トレイシーがリックとぶつかって、一瞬の白昼夢に落ちるというシーンなのです。 「出会って、恋をして、デートして、プロポーズされて、結婚して」と、超勝手な妄想で、一曲が進んでいきます。 終わりの方で、パパとバージンロードを歩く場面なんかも出てきちゃって、涙出るくらいに大爆笑だった。
そしてそして、なにより、楽曲が素晴らしいの〜♪♪ 音楽が最高♪ これが1番の予想外! ダンスシーンも予想以上に多くて(60’s調の踊りが多くて楽しい)衣装もカラフルポップで可愛くて☆何から何まで期待以上でした。 私の持論として、「ミュージカルは音楽だ」と思っていて、「初めて見た演目で、見終わった後に口ずさめる曲があるかどうか」っていうのが重要なポイントなんだけど、これが思いっきり口ずさめる曲があったんですね〜♪ あと、この演目は、日本人ではチョット演じられる人がいないような気がするから=日本では上演は難しいだろうから、そうゆう面でも見て良かった。
劇中のトレイシー女優さんは、歌声もキュートだったし、間の取り方もさすがに上手だったし、ほとんどのシーンに出ずっぱりで、踊りまくり、歌いまくり、「デブなのに、ナゼそんなに踊れるの?息切れ大丈夫?」と心配になるくらいパワフルに演じてました。 少し小柄なんだけど(横幅はあるけど)舞台栄えがする女優さんで、輝いてました。 私が見たShannon・Durigさんは、オリジナルキャストから数えて何代目のトレイシーなのかなぁ…この役は、外人でもなかなか演じられる役者が限られてくる気がする。 あと私が凄く気に入ったのが、トレイシーの親友役のトロいペニーちゃん。 彼女、良かったわぁ〜。 今、ペニーを演じてるのが「トレイシー」って名前の女優さん(笑)。 ペニーは、ラストであっと驚く大変身をして、ソロ熱唱の見せ場が待っていて、そんなこともちろん知らなかったから、ギャップが凄くて大爆笑だった。
初見の演目は、何も知らないだけに、凄い集中して見れるし、言葉なんて分からなくても本当にワクワクして楽しめるんだなぁと実感しましたね。 ラストは、『マンマ・ミーア』のカーテンコールより、よっぽど大盛り上がりだったよ。 リピーターさんも多いのかなぁ?一緒に踊ってる人のいっぱいいました。 もっちろん、記念にプログラムとCDを購入して帰りました。
#pm22:45 ホテル帰宅。 今日も劇場から歩いて帰ります。 週末の夜で、激しい人込み!
#am1:30 遅夕食&就寝。 買っておいた残りの夕食を食べて、ゆっくりお風呂に入って、日本のニュースと大相撲ダイジェストをチェックして、買ったプログラムを何度も見返しながら就寝。 とにかく『ヘアスプレー』にノックアウトされた1日でした。 しつこいけど、本当に見て良かった〜。 (シカゴ35%オフに感謝?)
⇒⇒⇒5日目へ続く。
FOMA撮影写真は、【パート2】をクリック。
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