2005年11月17日(木) |
NY旅行記(3日目)『ムーヴィン・アウト』 |
#am6:00と7:00 今日も早々と乾燥で目が覚める。 水分補給して、また寝てまた目が覚める。
#am8:00 本当の起床。 モーニングコールで起こされてテレビをつけると、NHKの22:00のニュースが始まったところだった。 昨日はツアーで早起きしたから気づかなかったけど、毎日、朝8:00から、その日の夜の日本のニュースがライブで放送されているらしい。 事件・事故・大相撲など、朝食を取りながらチェック。
#am10:00 国連本部ビル。 昨日、デジカメの充電池を切らすという失態をした私…リベンジで国連ビルに。 よーく地図を見たら、泊まっているルーズベルトホテルから真っ直ぐ東に歩いた突き当たりが国連ビルで、「おいおい、こんな近かったんだ…」と。 この日は昨日とうってかわって晴天なのに、朝から激寒い〜〜〜。 そもそも、マンハッタンは狭い中に建物が多くて、日なたが無い!!! だから、日中でもメチャ寒いです。。。 昨日のツアーでは、親切な日本人のみなさんに写真を撮ってもらったけど、今日からは、“その辺に居る外人さんに頼む”スタート。 オロオロのドキドキで国連に勤務しているっぽい女性の人に声をかけたけど、快く写してくださり、2人目は独りで来ている観光人ぽい外人男性(イスラエルから来たそうな)に頼んで、「国旗を背景に入れて写してください」などと注文をつけて(笑)バッチリ撮ってもらいました。 国連ビルの目の前に松井(←ヤンキースの)が住む超高層マンションがあるんだけど、私が「ここには日本で有名なメジャーリーガーが住んでるんですよ」と頑張って説明しても、イスラエル人には松井を分かってもらえなかった…(苦笑)。
#am11:00 地下鉄乗車。 国連ビルからホテル近くのグランドセントラル駅まで戻り、今日から地下鉄行動を開始。 初日と昨日、何度かタクシーに乗りました。 確かに日本よりは手軽で安い感覚はあるけど、比較的、近距離ばかりだった為、安いのは当たり前といえば当たり前。 料金にチップを上乗せして支払う事を思うと、「ちょっとまてよ…どこもかしこもタクシーにバンバン乗っていたら、お金がバカにならんわ…こりゃ」と思い、今日から地下鉄と歩きに切り替え! 販売機でメトロカードを買い、ソーホーというマンハッタン南部まで乗車です。
田舎住まいの私にとって、普段の生活で「地下鉄に乗る」という事はありません。 というか、田舎に地下鉄は無い(笑)。 こうゆう私からすると、地下鉄は都会のモノで、東京で乗る時も「間違えないように」と多少の緊張はある。 だから、NYの地下鉄も、その辺歩くよりは緊張感を持って乗りました。 といっても、大袈裟に「怖い」雰囲気はないです。 そりゃもちろん用心の気持ちは持ってますよー。 例えば、なるべく女性が多い車両に乗るとか、電車が来るまで女性やカップルの後ろで待つとか、その程度の用心だけどね。 地下鉄の階段やホームは、日本と比べると凄く汚い雰囲気…(多分、諸外国から見て、日本が清潔で綺麗すぎるんだと思う)。 でも、変にビクビクしないで堂々と(?)普通にしていれば全く問題なしです。 アナウンスは聞き取りにくいけど、車内には路線図が貼ってあるので、それを見ていればOKでした。
#am11:30 ダンススタジオ見学(未遂?)。 この旅行で、唯一、事前に調べた事が、社交ダンスのレッスンスタジオ。 ソーホーにボールルームスタジオを見つけたので、時間が合えば単発クラスのレッスンが受けれるかなぁと、地下鉄に乗って見に行ってみました。 しかし、、、社交ダンスのレッスンは、どのクラスも、ぜーんぶ夜からスタートだそうで、こんな昼間は、子供のリトミック教室と母親のヨガ教室みたいなのやっていた(笑)。 ダンスパーティのイベント案内とか色々とパンフレットをもらい、ペラペラ見ていると、講師の欄に日本人女性の名前を発見! この御方は、日本で社交ダンスを習っていてNYに留学してそのまま講師になったのか、はたまた、NYで社交ダンスに出会って始めたのか分からないけど、ビックリしました。 私もダンス留学したくなった←単純(笑)。
#pm12:30 昼食。 ダンススタジオを出た後、「あ〜、もうお昼かぁ、お腹空いてきたなぁ」と思い、食べる所を探して歩いて見ると、どこのレストランも高い!!! (外にメニュー表が飾ってあるのをチェック) というか、NYに来て初日から1番強く感じていたのが、
物 価 の 高 さ !
ただでさえ、今は円安で日本人旅行者にとって不利なのに、とにもかくにも、本当に物価が高い!
ほんっっとに物価高いです!
そして私は、今、失業者…これは大事だ(笑)。 それ以前に、「あれが嫌い」「これが食べられない」という好き嫌いが多い私にとっては、そもそも食事は難関なのだ…。 一品の量が巨大な外国では更に困ったちゃんで、独りだと「半分ずつにしようね」も出来ないしね…。 寒くて温かいモノを食べたかったので、スープメニューがある手軽なカフェを発見してホッと一息つきました。
#pm13:30 ヴィレッジ・ヴァンガード。 御存知、超有名なjazzクラブ、ヴィレッジ・ヴァンガード。 jazz好きな私は、NYに来たからには、とりあえずお店の前まで行ってみたくて、地下鉄→歩きで見に行きました。 付近を歩く外人さんに、お店のサインをバックに写真を撮ってもらい大満足。 「夜のライブに是非おいでよ」と案内されたけど、今回はミュージカルを優先させたので、ライブは諦めました。
#pm14:30 tkts。 タイムズスクエアのど真ん中にあるtktsは、売れ残りやキャンセルの当日チケを25%〜50%で売る場所。 昨日はツアー参加で並べなかったけど、今日は半額チケを目指して。 15:00にオープンする為、30分前に行ってみたら、もう既になが〜〜い行列が出来ていてビックリでした。 「こんなにたくさんの人が並んでいて、私のところまでたどりつくかな」と思うくらいの行列です。 私の前には、ミネソタから来たというトム&メアリー御夫妻が並んでいて(自己紹介しあった)この御2人が本当に優しくて、写真を撮ってくれたり、色々話し掛けてくれたりして、長い行列も退屈しませんでした(激寒だったけど…)。 御2人が色々と質問してきても、聞き取れなかったり、意味が分からなかったりして、私が「ゴメンなさい、もう1回言ってくれます?」と言うと、分かりやすく質問を変えてくれたり、ゆっくり話してくれたり、、、それでも意味が分からない単語があって(苦笑)「上手く伝わらなくて…英語話せなくてゴメンなさい」と言うと、「どんどんトライしてしゃべらないとダメだよ!僕たちちゃんと分かってるよ。大丈夫OK!OK!」みたいな感じで、どんどん私に何とかしゃべらせようと、上手く上手く話を聞き出してくれる御2人でした(感謝)。
この日は、木曜日ということもあり(週末の夜ではないので)、けっこうたくさんの演目が売り出されてました。 何を見ようか全然決めてなくて迷ったけど、トム&メアリーの四苦八苦おしゃべりでエネルギー使ったので、セリフが無い(ダンスのみで展開していく)『Movin’ Out』を思わず買ってしまった(笑)。 50%オフで、55$ですー。 ちなみに、買い終わって時計を見たら、pm15:45、、、寒風吹き刺す中、1時間15分の待ち時間でした(みんなよく並んでるよ…本当に)。
#pm17:30 夕食。 tktsの帰り道、デリで食料を調達して、ホテルのお部屋で夕食。 しつこいようですが、とにかくメチャ寒…。 だいたいが、冬って荷物がかさばるでしょ? 帽子にマフラーに手袋にコート。 +デジカメやガイドブックが入った重いバックを提げている身としては、「どこかのお店に入って食べる」よりも、「何か温かいモノを買って、ゆっくりとお部屋で食べたい」という気分になってきました。 寒さで体力を奪われるので、レストランで英語のメニューを読んだりチップの計算をするエネルギーは補充されてない(笑)。 ブラブラ歩きながらホテルに戻って、まず温かいお風呂に入って、それからゆっくり食事するのも、考えようによっては贅沢です(贅沢品は食べてないけどね)。 日本語の衛星放送も頻繁に見ていたけど、「ブロードウェイプレビュー」という、ミュージカルのプロモーションVTRや役者のインタビューばかりを延々と流しているチャンネルがあって、ミュージカル好きからすると、たまらなく楽しいチャンネルで、ホテルに居る時は、ずーっと見ていました。
#pm20:00 『Movin’ Out』。 このミュージカルは、全編ビリー・ジョエルの楽曲にのせてダンスのみで展開していく演目です。 ミュージカルといえども、セリフはなくて、役者は歌を歌いません(ひたすら踊るだけ)。 役者というかダンサーですね。 総勢10人程のバンドが舞台上部で演奏していて、リードボーカルがピアノを弾きながら歌う形式。 ABBAの楽曲にのせて繰り広げられる『MAMMA MIA!』以降、クイーンやエルビス・プレスリーにジョン・レノンなど、1つのアーティストの楽曲を全編に使ったミュージカルが続々と登場して、それを「カタログミュージカル」とか「ジュークボックスミュージカル」と言うんだけど、この『Movin’ Out』も、その類に入ります。 ブロードウェイで、プレスリーとジョン・レノンはあっという間にクローズしちゃったらしいけど、この『Movin’ Out』も実は12月でクローズが決定している作品。 でも、トニー賞にもノミネートされたし(振り付け賞は受賞したような)、初演が2002年の10月だから、丸3年上演されているので、まずまず頑張った作品なんじゃないでしょうか?
購入したのは半額だけど、前から12列目の上席よ!(ちょうど、11列目から段差がついていてラッキーだった) 今日のお隣は、フィラデルフィアから来たという御夫妻。 ご主人は、「アジアは香港までは行った事があるけど、日本はないんだよ」「日本語は1つも知らない」と言って、「Tokyoってどんな所?」と興味深々の様子で、色々話してくれました。 カップル文化・ファミリー文化が根付いている欧米人からすると、女の子が独りでエンターテイメントを楽しんでいる状況っていうのは、不思議に映るんでしょうかねぇ??? (日本では、もう「女の子」の歳ではない私だけど、必ず10代に見られた…「30歳」と言うと、「君、“サーティーン”じゃなくて“サーティー”なのかい?」みたいに、私が「13」と「30」の数の言い方を間違えてるんじゃないか?という疑惑まで(笑)いくらなんでも数ぐらい分かるわーーー!) ↑上記、tktsで色々お話してくれたミネソタの御夫妻も「ボーイフレンドは?一緒じゃないの?」と聞いてきたし、このフィラデルフィアの御夫妻からも「ボーイフレンドは?お友達と待ち合わせ?」と聞かれた…。
で、『Movin’ Out』ですが、、、まず、ボーカル・ピアノを担当している人が秀逸で、彼の歌声が素晴らしかった。 バンドにはホーンセクションもあって演奏も重厚だし、コンサートみたいな感じですわ。 今夜は、オリジナルキャストのピアノマンでラッキーだったな。 ダンスのみで展開していくと言っても、ちゃんと物語があってですね、、、男女5人の出会い〜ベトナム戦争〜その後を描いている話です。 これだけ知っていれば、あとは舞台で踊っている人たちを見てれば十分に理解できる内容。 ヒロインの1人、ブレンダ役がオリジナルキャストのエリザベス・パーキンソンが出演していて、彼女のダンスは、もうほんっっっとに凄かった!!! ブラボー!!!!! ほとんど出ずっぱり踊りっぱなし+超早着替えの連続なのに、あんな細い体で、激しいダンスを繰り広げて、見ているこっちが目眩を起こしそう(笑)。 容姿スタイルを含め、私の好みのダンサーでした☆ もう1人のヒロイン(ジュディ)は、アンダースタディで、エリザベスと比べるとチョットぽっちゃりしていたけど、クールなブレンダに対して、可愛らしいジュディの雰囲気に合っていて、なかなか良かったです。 1幕最後のお葬式のバレエシーンがけっこう衝撃的だったな。 ジュディの見せ場のシーンで、凄く印象に残ってます。 2時間弱の短めの演目なんだけど、演奏は最高だし、踊りも凄いし、ガツンとくる演目でした。 私、元々、ビリー・ジョエルの曲って、有名な歌しか知らなかったから、単純にビリー・ジョエル曲が知れて良かった♪ あとね、アンサンブルで日本人の女の人が出演してましたよー!!凄いねー。 記念にプログラムとCDを買って帰りました。
#pm22:30 ホテル帰宅。 今日も劇場から歩いて帰ります。 タイムズスクエア周辺は、人がごった返しすぎて怖いくらいの(笑)人込み。 劇場街〜ホテルは15分〜20分ぐらいかなぁ…歩いて帰るにはちょうど良い運動の距離です。 今、ユーロ高の影響でしょうか? ヨーロッパ人と見られる観光客もホテルでは多く見かけるようになってきた。
#am1:00 遅夕食&就寝。 買っておいた残りの夕食を食べて、お風呂に入って、日本の衛星放送をチェックして、買ったプログラムを何度も見返しながら就寝。 今日はいっぱい英語を聞いてしゃべったから、とにかく日本語のテレビが有りがたい、有りがたい。
⇒⇒⇒4日目へ続く。
FOMA撮影写真は、【パート2】をクリック。
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