2005年11月16日(水) |
NY旅行記(2日目)『オペラ座の怪人』 |
#am6:00 予定外の起床。 「乾燥で目が覚める」 放っておかれると24時間眠り続けられる私。 何が起きても起きない私。 今までの人生で、「目覚ましが鳴る前に自ら起きる」という事は皆無です。 そんな私が、乾燥で目が覚めました。 珍事。 そのくらいホテルのお部屋の乾燥は凄かった(暖房のせいもあるけどね)。 夜中に洗って干しておいた洗濯物が、6:00にはちゃんと乾いてました〜。 目が覚めたからといってそのまま起きる私ではないので、水分補給してまた寝ました。
#am7:00 本当の起床。 モーニングコールで起こされて起床。 普段、あまり水分を欲しない私ですが、乾燥で喉が渇くので、毎日500mlの100%オレンジジュースが朝食になりました。 ジュースを飲み、クロワッサンを食べて、新聞をパラパラ見て(←USAの新聞だけどね)出発。
#am8:15 ツアー集合。 今日は夕方までの観光ツアーに申込み、近くのホテルまでタクシーで移動。 ツアーをバカにする人もいるけれど、私は、初めて訪れる場所ではとっても有効な手段だと思っている。 ガイドブックの写真では分からない部分とか、地図では分からない距離感覚とか地理とか、とりあえずツアーで行ってみて知るのは大事だと思うので、初日に申し込んでみました。 総勢20名ぐらいかな。 見たところ独り旅の人は、私の他には定年退職したぐらいの男性が1名。 あとは家族連れや年配者夫婦が多くて、カップルは数組といったところ。
#am8:30〜pm16:00 ツアー出発。 タイムズスクエア⇒エンパイアステートビル⇒グリニッチビレッジ⇒バッテリーパーク(ここからフェリーに乗り)⇒自由の女神(またフェリーに乗って戻ってきて)⇒グラウンドゼロ⇒サウスストリートシーポート(昼食)⇒国連本部ビル⇒カーネギーホール⇒リンカーンセンター⇒ダコタハウス⇒メトロポリタン美術館前を通って集合ホテルに戻り解散。 ↑ってな内容でした。
「エンパイアステートビル」にて。 ここで、もぉぉぉぉ宇宙人もビックリの超驚きの事件(?)発生! エンパイアステートビルの屋上に上ったんだけど、独りでいる私に、周りの何人かの方々が「写真撮りますか?」とか「独りで来たの?凄いね。写真撮りますから言ってくださいね」とか「こっちの方がよく見えるよ」とか色々声をかけてくださって、写真を頼んだりしてました。 ある母娘2人組の方から、「どちらからいらっしゃったんですか?」と聞かれたので、 私:「静岡県なんです」 母娘:「え〜、私たちもそうですよ」 私:「えぇ〜、そうなんですか〜。でも私は田舎ですよ…磐田ですから。西部地方の磐田です」 母娘:「えぇぇ!私たちも磐田よぉー!○○(←住んでる所)なの」 私:「えぇぇぇぇ!ウソー!?本当ですか?私は□□(←住んでる所)なんですよぉぉー」 母娘:「えぇぇぇぇ!凄い!本当?すぐ近くじゃない」 私:「ウソみたい!こんな世界一の街のこんな高い場所で同じ地区に住んでる人に遭うなんて!えぇぇ〜。凄い」 母娘:「うちは○○の△△の近くで、※※あたりですよ」 私「うちは□□の◎◎のところです。自転車で7,8分の距離ですよね〜」 3人:「凄い!」 (驚きのあまりこの会話を5回ぐらい繰り返し(笑)) ↑ってな事件(?)が起こりました! ビックリでしょ? 20人ぐらい居たツアーの中で、たまたま話かけられて、たまたま「どちら?」という話題になったら、すぐ近所の人だったなんて、、、しかもNYで(笑)。 本当におったまげましたわ。 その母娘さんは、息子(弟)さんがNYに留学していて、2人で会いに来たそうな。 その後の行動でも写真を撮ってくれたり、お昼も一緒に食べてくれたりと、楽しい時間を過ごせました。 磐田市民に遭ったのも驚きだったけど、磐田にあんなキレイな娘がいたなんてビックリするほどの美人で、それも超驚いた(笑)。 お2人は、私が来る数日前にNYに来ていて、17日に帰国するとかで、「また磐田で見かけたら声掛けてくださいねー」と言って別れました。 そのうちそこら辺でまた会いそうです(笑)。
「自由の女神」 自由の女神があるのはリバティアイランドという小さな島で、マンハッタンの1番南からフェリーに乗ります。 けっこうな人数が乗る船で、世界各国の観光客が居るといった感じ。 フェリーが出発すると向こう側に見えるマンハッタンの景色は綺麗だったな。 しかししかし、、、ここで最悪の事件(?)発生。。。 用心深い私としたことが、デジカメの充電を切らしてしまい、この時点で電池マークが点滅…(まだ、ツアーで行く2ヶ所目だよ…)。 予備の充電池は持って来ているものの、「まぁ、大丈夫かな」と、今日バックに入れるのをやめて出発してしまったのだ…とほほ…。 せっかく来た自由の女神なのに、写真少ないです…。
「グラウンドゼロ」 ここはやっぱり、なんともいえない気持ちになり、ただただずーっと眺めてました。 ここも世界各国の観光客が大勢居て、正面のパネルに見入っている人が大勢。
「国連本部ビル」 映画『インタープリター』でも登場したので、実際にあの国旗を見ると壮観でした。 そしてここで、デジカメの充電が力尽きる…(泣)。 1枚しか撮れなかったし、その後のリンカーンセンターは目に焼き付けて終わった。
#pm20:00 『The Phantom of The Opera』。
そもそもこのNY行きは、先にも書いた身辺都合により、無計画の半衝動的で決まった為、「どこに行く」とか「ガイドブックに載ってるお店に行ってみる」とか「どこかでお買い物する」とかそうゆう計画は全くなし。 ミュージカル好きな私は、唯一、「現地に着いて、見れるミュージカルを見てこよう」という目的のみで飛び立ちました。 ガイドブックを見ると、タイムズスクエアのど真ん中にある『tkts』では、当日のキャンセルや売れ残りチケを25%〜50%オフで売り出すとの事。 日本でバカ高い手数料とられてチケを予約するのもバカバカしいので、「向こうに行って買えるものを買おう」、「tktsに並んでみて、何か安いチケが買えたら見よう」、「何か1つか2つぐらいは見れるだろう…きっと」と、そんな気軽な感じで。
本日、16:00にツアーが終わったので、15:00にオープンするtktsに並ぶ時間が取れなくて、旅行会社さんにミュージカルのチケ手配を頼みました。 『オペラ座の怪人』が90$と言ったので、「$90か…きっと2階席の安いチケを儲け含んで90$で売るんだなぁ…でも、とりあえず日本で見たことある演目を最初に見たいし…1番見たいと思ってたのはファントムだったし、まぁ90$ならいいか」と思って購入。 チケは劇場のチケットボックスで受け取る事になっていて、それまではどこの席かは分からず。 夜、劇場に着いて座席案内されたら、ナント!!!!最前列!!! ビックリ〜。 2階席の後ろを想像してたから、双眼鏡持って行っちゃった(笑)。 お隣は、LAから来たという御婦人2人で、色々と話しました。 というか、向こうが頑張って私の英語にあわせてくれたんだけどね(苦笑)。 映画の話とか、LAの話とか。 LAといったら、私からすると『ビバリーヒルズ高校白書』なわけで、その話をしたら「知ってるの?」って喜んでくれた。 で、肝心のファントム、、、ファントムは、劇団四季で見たのが高校生の時だったので(今年、映画版は見たけどね)、ナマで見るのは本当に久々でワクワクだった。
一幕は、ある程度予想どおり、「まぁ、ブロードウェイならこのくらいのデキは当然でしょうという」素晴らしい内容だったけど、二幕は予想以上で、本当に歌に惹き込まれてすっごく感動しました。 舞台に吸い込まれて戻ってこられなくなるような惹き込まれ方。 私が好きな♪墓場にて⇒♪ドンファン⇒ポイントオブノーリターンまでが最高の内容だった。 終わった時は、嗚咽に近いくらい泣けて感動してた。 恥ずかしいくらいだったよ…。 記念にプログラムを買って帰りました。
ファントムって元々がセリフが少ない演目だし、過去に1度見ていて(映画でも見ていて)CDも持っていて、ストーリー展開も楽曲も頭に入っているから、英語も全く問題なかったです。 オリジナル版のCDをよく聞いていた私としては、むしろ歌が英語の方がすんなりきてgoodでした♪ 最前列だったから、コンダクターの息遣いまで聞こえてきたしね。
ブロードウェイ全体で、世界エイズデーのチャリティー(だと思う)をやっていて、カーテンコールが終了後まだ拍手が鳴り止まないうちに、おもむろにファントム役者が「このポスターは○○$で、チャリティーCDは○○$です。みなさん宜しくお願いします」みたいな内容(だと思う)をペラペラ〜っと笑いもとりながら説明したのが凄かった。。。舞台とのギャップがね。 英語だから私はポカーンと聞いていたけど、外人はところどころで大笑いしてたもん(=ジョークを言ったんでしょう)。 というか、外国人の観客は、カテコがあっさりしてるんですねぇぇぇ、まったく。 日本だったら、長い長い拍手に包まれて、2,3回、緞帳が上がるのは普通なのに、、、オールスタンディングにも関わらず、ダーっと拍手してもう終わりだからね。 驚いたわ。 しかも、まだオケはエンディング曲を演奏しているというのに、↑上記説明が終わって役者がはけたら、余韻もへったくりも無しで、みんな、くもの子を散らすような勢いで一気にサーっと退散したのもビックリ。 もちろん、お隣のLA御婦人たちもすぐ席を立ちました。 名残惜しく最後まで席に残ってオケに拍手してたのは、日本人ばかりと少々の外人(笑)。 有名な演目という事もあり、この日は、何人か日本人客の姿も見ました。
#pm23:00 ホテル帰宅(帰ホテル?) この日は、夜から雨だったけど、持参した折り畳み傘をさしながら、44stにあるマジェスティックシアターから歩いて帰りました。 劇場を出たのが、22:40過ぎぐらいかなぁ、、、「夜遅い」と言われる時間帯だけど、タイムズスクエアの付近は人がごった返しだし、そこからホテルまでの道も、普通に夜の暗さはあるけど、「危険」とか「うわぁ、怖そう」といった雰囲気は全くなかったです。 女の人が1人で普通に真っ直ぐ歩いている分には全然問題ない(←注:これは行く場所にもよると思う。あくまでも私が行動したマンハッタン中心部に限っては問題ない雰囲気だった) 当然、用心の意識はバリバリ持ってましたよー。 その気持ちを忘れないでいれば、ホテルがあるマディソンアベニューの45st,辺りまでなら「この時間帯でも劇場⇔ホテルは歩いて帰れるんだ」という事が分かった。 昨日のレポにも書いたけど、そうゆう面でルーズベルトホテルの立地は大変便利で良かった。
#am0:00 遅夕食&就寝。 買っておいた夕食をホテルの部屋で、日本の衛星放送を見ながら食べる。 ツアー終了後、日本人と誰とも話さない私にとっては、この日本のテレビの日本語が本当にホッと安心が出来て、1日の終わりに緊張が解けて、御飯を食べながら、ニュースをチェックしながら、買ったプログラムを何度も見返して余韻に浸りながら(この時点でもまだ嗚咽がよみがえってくるくらいの感動だった)力尽きたデジカメを充電して寛いで寝ました。
⇒⇒⇒3日目へ続く。
FOMA撮影写真は、【パート2】をクリック。
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