2005年10月16日(日) |
『ベルベット・レイン』 |
香港黒社会の大ボスのホン(アンディ・ラウ)の暗殺計画が噂され、配下の3人のボスはお互いの腹をさぐり合っていた。 ホンの弟分のレフティ(ジャッキー・チュン)が跡を継げば、多くの血が流されることは明らかだった。 一方、レストランで働くイック(ショーン・ユー)は、相棒のターボ(エディソン・チャン)に誘われ、くじ引きで暗殺者を決める会場のディスコへと向かう。 殺す相手の写真を見せられ、ナイフを渡されたイックは夜の町へと飛び出していく。。。
何をどう書いてもネタバレになりそうな内容なんで、触れどころが難しいんだけど、、、上手く交差した作品でした。
これは、一夜を描いた作品なんだけど、私は、こうゆう短時間のストーリーって、けっこう好きです。 すっごく長い時間を見ている感覚になる。 でも、見終わって、「あ、これ1日の話だったんだ」と改めて気づく。 この、不意打ち感覚っぽいところが好きなんです。
今、パッと思い出すと『トレーニング・デイ』は、濃密で深くて、映画館出た後に、「あ〜、これはたった1日の出来事だったのか」と、しみじみ感じたのをよく憶えてます。 今流行りどころでいうと、海外ドラマの『24』なんかも、この状況を上手くとって描いているわけですよね。 『トレーニング・デイ』に比べると、今作は、濃密さはチョット劣るかもしれないけど、2つの軸が廻っているので、上手に変換しながら見れて面白い。
私は、物語が2/3ぐらい進んだところで、「これって、もしかして…」と、トリックになんとなーく気づいて、喧嘩のシーンで確信になったけど、このシーンまで、よく引っ張って(交錯しないように)描かれていたと思います。
後半のアンディ・ラウ×ジャッキー・チュンのレストランのシーンが最高に良かった! もっすごい緊張感で、いつ、お互いがパッと銃を出して発砲するかと思うくらい心臓バクバクで怖かったけど、良いシーンだったなぁ。
『インファナル・アフェア』と比べると、幾分、小ぶりな感じがするけど、香港映画好きな人にとっては、満足できる作品だと思います。 ポスターの写真構成も凄く好き!
しっかし、あれですね…アンディ・ラウはかっこよすぎ♪ もぉぉ、悩殺されました。 トニー・レオン好きな私は、アンディ・ラウに対して、今までそんなにキャーキャーいうほどではなかったけど、この映画はステキでした〜。 『インファナル・アフェア』の時と髪型が変わっていて(短髪ではなくなっていて)それが、ホンという役柄のイメージにあっていてバッチリでした。
映画館出た後、ポスターの前にへばりついて離れない私を、相方が痺れきらしてました(苦笑)。
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ここ数ヶ月、TOHOシネマズより頻繁に行っている豊橋のamcホリディスクエア。 ここ、「ユナイテッドシネマズ」と名前が変わるらしい。
どの映画館でも、通常レイトは低料金で見れるけど、amcは、朝一番の回が¥1,000という、とってもお得なシステムなのだ。 シネコンがイトーヨーカドーと併設されている為、駐車料金も無料。 浜松から豊橋は片道45kmぐらい(かな?)あるので、まぁ、その分、ガソリンを使うっていえば使うんだけど、浜名湖を横断していくから道中の景色も最高だし(時間は片道45〜50分で着く)、私は助手席に座っているだけだし(笑)、映画館はいつも比較的空いているし、なにより、座席と座席の間が、段差があって凄く見やすいのがお気に入りで、いつも頑張って早起きして、朝1番の回(といっても10:00台です)を見ています。
いっつも書いてるけど、とにかくTOHOシネマズの上映作品の偏りが著しくて、見たい映画が全然ないから、ここのところ、よく豊橋に行ってるんだけど、ユナイテッドシネマズに完全移行したら、もしかしたら¥1,000サービスはなくなっちゃうのかな…。 ウソみたいに空いているのに、ラインナップは素晴らしいシネコンで、私のように他地方から行く人間にとっては、一種の穴場的存在だったので、移行してもTOHOみたいな、最悪な上映作品群になって欲しくないな…(念)。
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ワタクシ、諸事情により、生活状況環境がガラリと一変してしまいました…。 私にとっては、自分の力ではどうしようもない、いわば不可抗力みたいなモノだったので、本当どうしようもなくて、どうしようもできない状況で、どうにもならない状態。
鬱憤晴らしに(?)勝手に秋休暇でもとって、1週間ぐらいどっか飛んで行こうかな。
今年は、お正月:パース、GW:香港、夏休み:ホーチミン、と、既に3回も海外に出掛けてしまったので(昨年の5月に生まれて初めてパスポート持って海外に行った人とは思えない渡航状況)秋休暇なんぞ、経済的に相当無謀なんだけどね。 でも、今は「えいやっ!」という気持ちが必要かも…。
♪BGM♪〜『BEST CLASSICS 100』 昨日の映画は << 『地方の映画館の現状』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『私の頭の中の消しゴム』
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