2005年10月23日(日) |
『私の頭の中の消しゴム』 |
建設会社の社長令嬢のスジン(ソン・イェジン)は、天真爛漫なお嬢様。 大工で、建築家を志すチョルス(チョン・ウソン)と、コンビニで運命的な出会いをし、2人は恋人同士になる。 2人は結婚し、幸せな生活を送るものの、ある時から、スジンは物忘れが激しくなってきた。 やがて、自分の家への道順すら忘れてしまうようになってしまい、病院で、若年性アルツハイマー症だと診断される。。。
全てを描くには、とくかく時間が足りない。 127分では、どうにようもならないストーリーだと思いました。
前半の恋愛部分〜結婚初期はけっこう良いと思います。 特に、結婚する前までの2人を見ていて、私は、「あ〜、こうゆうふうに恋人同士になっていくっていいなぁ〜いいなぁ〜」と感じたし、主演の2人もステキに映ってました。 本当にお似合いのカップルの雰囲気で、見ていて楽しかった。
単なるラブストーリーや結婚話ならそれでも良いけど、この映画の主題は、あくまでも「若年性アルツハイマー」なんだから、いくらなんでも、後半の展開が急激過ぎちゃって、「おいおい、まだ早いでしょ…」と思ってる間に終わっちゃった感じです。 ちょっと物忘れが進行してから、いきなりオシッコ漏らしちゃったりとか、、、いわんとすることは十分理解できるけど、やみくもに急ぎすぎー。
前半の恋愛〜結婚部分がお粗末だと、後半の痴呆後の2人の感情が活きてこないのは分かるけど、肝心な病気の部分をもっとジリジリと描いてくれないと説得力に欠ける。 ⇒冒頭に書いたように、全てを描くには127分では無理…。 甘いラブストーリーも、残酷な病気も両方は追えないですね。
荻原浩著の『明日の記憶』を読んだ事がある人なら、この映画は、あまりにも超特急すぎて、全然物足りない。 一瞬で終わっていくと思われます。
『明日の記憶』は、50歳のサラリーマンのアルツハイマーを描いた本ですが、これはもうジリジリと凄いよ…読んでるこっちがボケてくる感覚…マジで。 30歳の私でさえ、頭がおかしくなるくらい、“ボケ”の症状がリアルだったので、35歳の相方に読ませたら本当にボケちゃう気がして、オススメするのをやめました(笑)。 うちの親(父:55歳、母57歳)なんて、これ読んだらもう完全にアウトかもしれない…(笑)。
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例によって、TOHOシネマズで上映してくれないので、今日もお隣の豊橋まで行って来ました。 この映画、どうしてTOHOで上映がないのか不思議…。 浜松だけ上映がないのかな…他所の地方のTOHOは上映してるのかなぁ? 毎度毎度しつこくて悪いけど、ほんっっとにTOHOシネマズの上映作品の偏りって、どうかしてるっっ(怒)。
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ちょこちょこと豊橋のシネコンに出掛けているものの、いつも映画が終わるとピューっと浜松に戻って来ちゃってたけど、今日は初めて現地でランチをしてみた(【パート2】参照)。 このお店の他にも、いくつか気になっているお店があるので、これから寄ってみようと思う。 ランチは値段もお手ごろだから、初めて入るお店は、ランチスタートが良いよね。
♪BGM♪〜『Ray サウンドトラック』 昨日の映画は << 『ベルベット・レイン』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『まだまだあぶない刑事』
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