2005年08月30日(火) |
『容疑者 室井慎次』 |
警視庁・室井管理官(柳葉敏郎)は、自らが指揮をとった殺人事件の捜査の責任をとらされ、逮捕されてしまう。 室井を救おうとする若き女弁護士:小原(田中麗奈)。 そして、警察の不正を暴くという大義名分をかざして徹底的に室井を追い詰める弁護士:灰島(八嶋智人)。 そこに、警察庁と警視庁の確執が絡み、新城(筧利夫)や沖田(真矢みき)の尽力も虚しく、事態は最悪の状況に。。。。
う〜ん…、う〜ん…、、、「容疑者」というわりに、あんまり「容疑者」になっていない室井さんでした。 ベースになっているのは、一応は、殺人事件なんだけど、それが室井さんを容疑者と扱う核になっているかというと、別にそうでもない。 サスペンス風の緊張感があるかというと、別にそうでもない。 ない、ない、、、焦点が何なのか、いまいちハッキリしない作品でした。
せっかく主役なんだから、もう少し、室井のセリフを多くして、もっと室井を中心にしたストーリーにしたら良かったのに…。 柳葉さんのしかめっ面アップ映像ばっかりなんだもん。 これじゃ、いつもの脇役の(青島刑事の脇役の)室井さんの方がよっぽど目立っているような気がする。 名前負け(タイトル負け)だと思うんだけどなぁ、私は。
次から次へと沸いてくる豪華俳優陣も、残念ながら、邪魔者っぽく感じちゃう人が多かったです。 その役者が好きとか嫌いとか関係なしにね。
5月に見た『交渉人 真下正義』にも、『踊る〜』シリーズに出ていなかった役者陣が多く出演していたけど、1人1人のキャラクターがもっとしっかりしていたように思う。 自分のレポを読み返すと、「國村さんが良かった」って書いてありますが、今回、それに該当するような登場人物がいなかったのが凄く残念です。 シリーズには居なかったnew登場人物は、私、個人的には別にどちらとも(必要不必要)思わないけど、どうせ出すのなら、もっとがっちり絡ませないとねぇ…って思うよねぇ。 久々に見た佐野史郎は、思いっきり佐野氏らしい役柄で、予告を見た時、「おぉ!この人がギバちゃんを陥れる役なのか?」と、けっこう期待していたのに、実はそんなに出番がないんです…。 ちょっと拍子抜けでした、これは。 結果的に、「なんか人がいっぱい出てた」で終わっていた。 これなら、柳葉+筧+真矢vs誰か1人(もしくは+もう1人)の設定で、良かったんじゃないか??? その方が凝縮して面白みがあると思うのにな。
上層部の確執とか争いネタも、もぉぉぉー、ホントいい加減に飽きたし、今思うと、『交渉人 真下正義』の方が実はよく出来ていた作品だったんじゃないかなぁと思います。
みなさん秋の『あぶない刑事』に期待しましょう(笑)。
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今日は、珍しく母とレイトショーへ。 映画終わった後、「喉が渇いたから何か飲みたい」と言うので、帰り道にコンビニ寄ったら、「せっかくだから、ギバちゃんが宣伝してる『大豆のススメ』を買おう」と母が言い出して、初めて飲んでみたけど、意外に美味しかった! ビックリ。 普通のスポーツドリンクとなんら変わらない味で、飲みやすいです。
あっ、ちなみに母は映画で泣いてました。。。室井さんの過去のシーンで。
♪BGM〜『五線譜のラブレター』サントラ
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『奥様は魔女』
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