2005年07月31日(日) |
『皇帝ペンギン』(日本語吹き替え版) |
3月、南極に冬がやってくる。 多くの生き物たちが暖かさを求めて北へ移動する中、逆に南へと旅を始めるものたちがいた。 ペンギンの仲間の中でもっとも大きい、皇帝ペンギン。 列を組んで行進を始めるペンギンたちが目指すのは、外敵が近づきにくい氷山に囲まれた土地。 ここでペンギンたちは、お互いのパートナーを見つけるための求愛行動を始める。 そして5月末、産卵を終えたメスたちは、卵を自分のパートナーに託して、100キロ離れた海へ旅立つ。 自分とこれから産まれるヒナのための餌を求めて。。。
“1つの命の尊さ”を、とっても強く感じる映画でした。
今までペンギンに対して別に特別な感情や知識もなく、現れる映像に「ほ〜」「へぇ〜」「はぁ…」といったような子供のリアクションしてました。
簡単に言えば、未知の世界。 見る映像、ほとんど全てが初めて知る事ばかり。 捻りも何もない言い方ですが、何から何までためになりましたよ。 オスが卵を温めるなんてビックリだったもの! そして、あんなふうにペンギンの体が“カンガルー状態”になるなんて! いやぁ、動物の力、生命を繋ぐ力は凄いねぇ。
南極での撮影は、とてつもない作業だと思うし、本当に凄いし、本当に良いものを見せてもらったけど、難点も少々(多々?)ありました。
まず1つは、もう少し大自然を伝えて欲しかったかな…。 マイナス40℃を、ただ見ているだけの人のワガママ意見とは分かっているものの、シロウトが行けない所なだけに、余計に、嫌ってほど見せて欲しかった。 「自然の厳しさ」の部分がチョット足りなかったように思います。
南極の第一印象は、「意外に水が多い」。 一緒に見ていた相方もこれを凄く感じたようで、見終わった後、「氷が少なかったよね」と言ってた。 うーん、やっぱり地球の温暖化は確実に進んでるのかなぁ。
2つめは、同じ類の『WATARIDORI』や『ディープ・ブルー』と比べると、少しテンポが悪いのが気になりました。 空を自由に飛びまわる鳥と飛べないペンギンでは、テンポが悪いのは一目瞭然なんだけど(笑)それとは別に、全体的な構成の面で粗末な感じがした。
3つめは、音楽が異常にウザい…。 私は、あの音楽はダメだった。 全く効果的ではなかった…です。 残念。
私が行った映画館では、日本語吹き替え版しか上映がなかったので、日本語ナレーションで見ましたが、これは字幕とどっちがいいんだろうなぁ?
フランス語のイントネーションが不得手な私にとっては、日本語で良かったのかもしれないけど、ナレーション自体は別にあってもなくてもどっちでも良いかなぁって感じでした。 音楽のウザさの方が気になっちゃって…。
そして最後4つめは、ずーっと見ててもオスとメスの区別がつかなかったぞ! あれだけナレーション入れるなら、一言、オスとメスの特徴(身体的違いがあるのかないのか?目に見えるのか?)教えてくれーーー。
と、文句(?)は、色々ありますが、赤ちゃんペンギンは死ぬほど可愛いし、とにかく命を守る(育てる)過程の凄さは、ものすごーく感じる映画ですので、見て損はないと思います。 特に、小学校高学年〜中学生ぐらいの子に1番見て欲しいと思った。
赤ちゃんペンギン、本当に可愛いよ♪ スクリーンに手を伸ばしてなでなでしたいくらい(笑)可愛い。 人間でもペンギンでも、赤ちゃんのうちは(赤ちゃんの時だけは)可愛いねぇ。
私は、今までもそしてこれからも、こんなにも大量のペンギンを1度に見る事はないでしょう。
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浜松の映画館では上映がなく、久々に豊橋のamcホリディ・スクエアまで行ってきました。 ここのシネコンは、座席の高低さがちゃんとあって、TOHOシネマズより見やすくて好き。 (指定席じゃないのが不満だけど)
豊橋はお隣の愛知県なんだけど、遠州に住むものにとっては、静岡や清水に行くよりずっと行きやすいんです。 磐田から車で1時間ぐらいで着いちゃいます。 浜名湖を越えればあっという間。
南に遠州灘、北に浜名湖を一望できる浜名湖バイパスを通る度に、「あ〜、この景色を他県の人にも見せてあげたい!」って思う。
♪BGM♪〜『Second Kiss』by:Bossanova Cassanova
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