1968年、京都。 京都府立東高校の空手部と、朝鮮高校の番長アンソン(高岡蒼佑)達は、いつも対立していた。 アンソンの妹で、フルートが得意なキョンジャ(沢尻エリカ)に、恋心を抱いた東高の松山康介(塩屋瞬)は、彼女が吹いている曲が「イムジン河」という朝鮮半島を舞台にした歌という事を知る。 キョンジャと親しくなりたい康介は、ギターと朝鮮語の特訓を始める。。。
恋愛と民族問題をよく組み立てていて、なにより、若い役者陣が(ほとんど初めて見た役者)新鮮で良かったです。
更に良かったのが、アンソン一家の周辺にいる在日朝鮮人の脇役達。 笹野さんの熱演にはしびれました〜。 どさくさに紛れて(?)『探偵ナイトスクープ』でお馴染みの長原成樹が出てきてビックリ。 しかも、探偵のまんまだった…(笑)。
そうそう、私、オダギリジョーって人を初めて見ましたが(演技も初めて見た)、なかなかカッコイイ人ですねぇ〜。 けど、私が好みの髭が似合いそうにないのが残念。 ちょっと福山君っぽい雰囲気かなと思いました。 っぽいと言えば、、、アンソンを演じた高岡君が、TOKIOの長瀬君に見えてしょうがなかったんですが、似てるよね…???
童謡で『ふるさと』という曲ありますよね。 私は、この曲を聞くと、いつどんな時でも、なんとなく目頭が熱くなりジーンときます。 生まれてこの方、磐田を離れたことがなく、ずーっと家族の元で暮らしている身なので、『ふるさと』を聞いて、「遠く離れた故郷を思う」というわけじゃないんだけど、「自分が歩んできた居場所を思う気持ち」みたいな感覚(?)っていうのかぁ…そんな感じになります。 劇中で歌われる『イムジン河』を聞いて、真っ先に『ふるさと』を連想しました。 ラストの♪イムジン河の熱唱シーンは涙涙涙だったな。
親子でさえ、お互いを理解しあうのは、なかなか至難なことだから、違う民族同士が、お互いを理解しずらい(しない)のは、考えてみたら極々自然な流れなのかもしれませんね。 今でこそ、幼稚園児も海外旅行に出かけ、オバ達も狂ったように異国の俳優を追っかけて飛び立ちますが、40年前には、この時代を生きてきた人でないと感じられない「理解しない」事というのも当然あったんではないかなぁと思いました。
ラストは涙で感動だったけど、参ったのが、血ダーダーのシーン連発…。 いやぁ、喧嘩シーンが多すぎ、多すぎ…凄い…怖くて見てられなかった(痛泣)。 沢尻嬢の可愛さで浄化したかったけど、それを上回る激しさでした。
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今日、初めてハリウッド版『Shall We ダンス?』の予告を見た。 リチャード・ギア、かっこいい〜。 電車のホームでワルツのシャドーやってたシーンが映ったけど、一緒に踊ってもらいたくなったわ。
今、我がレッスンにも初心者のオジサン4名いますが、役所広司や竹中直人への道は宇宙の果てぐらい遠い…。 映画の(←日本版の)最初のシーンと同じような場面が毎週繰り広げられてますが、なかなかそれ以上に進まないよ〜。
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■newオーストラリアパース旅行記(1日目)〜〜〜〜〜(6日目)
♪BGM〜『LOVE GOES ON...』by:Dreams Come True
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『オペラ座の怪人』
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