舞台は昭和54年。 竹沢家。 長女:三田村綱子(大竹しのぶ)は生け花の先生。 夫に先立たれ独り身だが、取引業者の店主(坂東三津五郎)と不倫中。 次女:里見巻子(黒木瞳)は専業主婦。 サラリーマンの夫(小林薫)に浮気のにおいが。 三女:滝子(深津絵里)は図書館勤務。 父親の浮気調査をしてもらった興信所の人:勝又(中村獅童)と恋愛未発展中。 四女:咲子(深田恭子)はウェイトレス。 しがないボクサー(RIKIYA)と同棲中。 滝子が偶然、父親の浮気現場に遭遇した事から、4人が顔を合わせる。。。
思っていたよりもずっと良い映画だった。 私はシリアス系を想像していたので、笑いが多くて驚いてしまいました。
1人、足を引っ張る深田恭子を抜かせば、みんな本当に良い役者陣で、見ごたえがあったなぁ。 特に、大竹しのぶ。 今さら彼女の演技を褒めるのも無粋だけれど、改めて凄かった。 彼女無しでは、この映画はありえない。 長女だから主役というわけじゃなくて、どちらかというと、黒木瞳や深津絵里の方が登場時間&セリフが多いような感じだけど、圧倒的な存在感でしたね。 綱子は、生け花の先生なので、劇中、着物を着ているシーンが多く、これまた、めちゃめちゃ似合っていて綺麗でした。 どれもステキな着物ばかりで、うっとり。
桃井かおりが出ているの知らなかったので、登場した時は「おお!」という感じで、大竹&桃井のシーンは大迫力(^_^) 桃井さんは坂東三津五郎の妻役なので、登場シーンは少ないけど、全て大竹さんと絡むので、とても楽しめました。
深津絵里もカナリ良かったなぁ〜。 『踊る大捜査線』の、すみれさんみたいな役も好きだけど、こういった、内向的おっとり系役も好き。 上手だわ。
あと、木村佳乃(小林薫の浮気相手)が、妙にハマってておかしかった。
男性陣では、ワタクシ、最近、超お気に入りの中村獅童の役どころが最高で、普通のオニイサンっぽいセーター姿がかっこよくて、ますます好感度ですup★
物語の中身としては、、、1番思ったのは、「家族って、自分の行動や心の中を気付かれてないようでもチョットした異変を察知されてて、それを知らないふりしてくれたり、気付いてくれたりする存在だなぁ」と。
うちの妹は、「おねえちゃん(=私)と、同じクラスになっても絶対、友達にならない。隣の席でも、『おはよう』しかしゃべらないと思う」と、よく言うけれど、本当に何から何まで丸っきり違う性質で、、、きっと、姉妹(兄弟)というのは、映画と同じく、どこの家もこんな風に反対の性格だったりするんだろうね? 他人同士が結婚して子供が生まれると、その両方と血が繋がっていて(当たり前だが…)姉妹って考えれば考えるほど不思議な存在なのよね。
私は、今んとこ両親の事で妹と深刻に相談しあった事はないが、普段、何もかも噛み合わない姉妹も、こうゆう場面になったら、やっぱり頼りになる存在になってくるのかな。
今日は、母と見に行ったので、親と見るにあたってヤバイ場面があったらどうしようと思って心配だったけど(笑)まぁ、大丈夫でした。 途中、小林&黒木のシーンで「うぁぁ(@_@!)きたか…」と思ったけど、助走場面のみ(笑)で終わってくれてホッとしました^_^;
しかし、こんなに年齢層がグッと高めの映画館は初めてだったかもしれない。 半分以上が年金もらってるようなオバサン&おばあさんで、レディースDAYという事もあって、97%女性客でした。 もしかしたら、こうゆうシネコンに初めて来た人もいたんじゃないかな。
私は涙が流れるまではいかなかったけど、泣いてる人がとっても多かった。 母も泣いていた。
私はそれよりも、深津絵里の2倍あった深田恭子の太さに目がテンでした…。
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我が家の最近の姉妹ネタ。
ここのところ、妹から「迷惑メールが届くようになった」「今日は5通きた」「また迷惑メールきた」というメールが頻繁にきて、「あんたの『迷惑メールきた』メールが、おねえちゃんにとっては大迷惑メールなんだよぉ」と怒レスしたら、止まった。
♪BGM♪〜『maiking spirits bright』〜A Smooth Jazz Christmas
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