2003年05月25日(日) |
『めぐりあう時間たち』 |
1日の始まり。
1923年、ロンドン郊外。 作家ヴァージニア・ウルフ(ニコール・キッドマン)は、『ダロウェイ夫人』を執筆中。 1951年ロサンジェルス。 第二子を妊娠中の主婦ローラ・ブラウン(ジュリアン・ムーア)は、誕生日の夫のために息子とバースデー・ケーキを作り始める。 2001年、ニューヨーク。 編集者クラリッサ・ヴォーン(メリル・ストリープ)は、エイズにおかされている友人の作家の受賞パーティ準備に奔走する。
そして、1日が終わろうとしていた。。。
この映画、一昨日の夜見たんですが、見終わった直後は、「何かよく分からんもの見ちゃって、仕事の疲れが余計にドッと…」と思ってたんだけど、数日経って、ジリジリと色々な感想がわいてきたような気がする。
中でも私が1番深く見てしまったのが、ローラ。 主人公3人に、それぞれ同性愛の描写があるけれど、彼女だけが、夫と子供がいる。 そして、第二子を妊娠中。
私は結婚もしてないし子も産んでないし、同性愛者でもないけれど、ローラの心情は、結構分かるような気がしました。
ローラの友人キティは夫を愛しているのに、子供が出来ない。 入院するという彼女を目の前にして、自分は本当に夫を愛しているか分からない、なのに妊娠している、妊娠できる身体であるという事が、もどかしく、どうしようもない“女の性と生”から逃げたかったんじゃないかなぁ…と、私は思いました。 違うかなぁ…? でも、自分は自分なりの解釈でいいよね。
ラスト付近のセリフで、 (以下、↓ネタバレスクロール) 晩年のローラが、クラリッサに 「あなたは幸せね」と言ったけれど、 (以下、↓ネタバレスクロール) 人工授精で子供を産んだ=結婚をしなくても、自分の意思のみで子供を持てた事を 指してたんじゃないかなぁ…?
あと、私は、アパートのブザーが鳴りドアが開くまで (以下、↓ネタバレスクロール) エド・ハリス演じるリチャードが、ローラの息子のリッチーだとは、気付かなかったので、クラリッサが「ローラ・ブラウンね」と言って、老けメイクしたジュリアン・ムーアが登場した時は、 結構ビックリしました。 (以下、↓ネタバレスクロール) 1951年の時は、彼のことを皆「リッチー」と愛称で呼んでて、1度も「リチャード」と呼ばなかったですね。 何か繋がりがある話だとは思ってたけど、こうゆう感じで繋がったのは、 考えつきそうでつかなかった。
3大女優陣の演技は、素晴らしかったです。 ニコール・キッドマンは、あの駅でのシーンが、オスカーの決め手になったのでは?っていうくらい、凄かった。 でも、私はやっぱりジュリアン・ムーアが強烈でした。
メリル・ストリープの娘役で登場したクレア・デインズちゃん、ふわふわの髪型が新鮮だったな(相変わらず可愛い☆)。 あと、サリー役のアリスン・ジャニー、『ホワイトハウス』のCJしか見た事なかったから、こちらも新鮮でした!
私は1人で見たけれど、これ、カップルや御夫婦で見たら、2人の間で、意見が感想が真っ二つに割れるんじゃないかな?
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雑誌の特集で、ラフティングの写真を見たら、今すぐにやりたくなって、夢にまで出てきてしまった。 私の周りにダイビング経験者はゴロゴロいるけど(スカイダイビング経験してる友達もいるけど…)、ラフティングをやったことある人は少なくて、何気に自慢(?)なのだ。 最初はチョット怖いけど、急流に慣れてくると、激流も結構へっちゃら。 すっごい楽しいですよ♪
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昨夜のジュビロvsグランパス観戦で、燃えて大応援しすぎて、今日は声がガラガラ…(~_~;) 引き分けで、定位置(=首位)に踏みとどまれて、Jは1ヶ月お休みへ。 7月の再開、最初の試合は、敵地で赤いとこだぁ(;-_-+
♪BGM♪〜『THE LOOK OF LOVE』by:Diana Krall ≪≪ 昨日の映画は『ラスト・プレゼント』
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