歌が大好きなペン(スパコン・ギッスワーン)は、村で一番美人なサダウ(シリヤゴーン・プッカウェート)に夢中。 大アタックするペンに、しだいに惹かれ始めるサダウ。 そして、二人は、めでたく結婚。 サダウ御懐妊で幸せの最中、ペンは徴兵に。 ある日、サダウ宛の手紙を出しに出かけたポストの脇で、ペンは、歌謡コンテストの張り紙を見つける。 「愛する奥さんに会いたい」思いを歌に込めて彼はステージに立つ。。。
ワタクシ、初のタイ映画。
この映画、ポスターが凄くステキだったんです。 御覧になった方います? 緑の木々と河をバックに、可愛らしい女の人が首を傾げて微笑んでる写真。 しっかし、この↑写真から受ける印象とは、全く違ったストーリーだった。 映画始まって(しかも、冒頭からすっごいシーンで)ビックリ(*_*)
基本は、ペンとサダウの恋愛物語なんだけど、ただの恋愛映画ではなく、ちょっと一風変わった感じ。
『遥かなるクルディスタン』ほど重々しくなく、また、『バーバー』ほど粋でもないんだけど、この2つと似たような、「運命のイタズラ系」とでも言うんでしょうか?主人公ペンが次々に色々な方向に行ってしまう内容です。
一歩間違えると、暗くなりがちな展開を、ミュージカル仕立ての作りが上手くまとめてるなぁ〜という印象。 語り回し役のオジイサンがイイ味出してました。 私は、舞台でも、語り回しの人物がいて進んでく話が結構好きなので、これが一番気に入った点かな。
そして、主人公2人も非常に魅力的でした。 ペン役のスパコン・ギッスワーンの歌は、ジーンと響きます(上手です)。 可愛い町娘から苦労する奥さんまでを演じた、シリヤゴーン・プッカウェートも文句無し!
タイの田舎と都会の雰囲気も十分に伝わってきました。
ただ、ちょっと絵的にキツいシーンが多々登場するので、食事しながら、及び食事前には見ない方がいいかもしれません。
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