日記×エッセイ...みち

 

 

つらつら - 2017年07月07日(金)

鍼灸に通い始めて5か月程度になります。
なんだか体のメンテナンスに通っているという感じでもなくなっています。わたしの中では。
まだ体が安定していないといえばそうなのですが、駆け込んだ頃と比べると「何の問題もない」気分になるくらいに回復しているので、現在は若干趣味と化している部分があります。体を感覚するトレーニングですね。
趣味と化してるというのは自分にとって餌でもあります。飽きちゃったら通わなくなっちゃいやすいもので。

わたしは体の感覚を感じながら施術を受けているのですが、前回の施術では「ええ!?」と思う感じのものでした。
それはわたしの感覚の部分のことで、「痛みがなくなった」とか「手汗をかかない」とかそういうものではなく、「あるべきところにそっと落ち着いた」そういう感覚を感じたのでした。

そういう感覚を感じたことは初めてで、というか気づいたことは初めてで、「そっと地面に足音も立てずに、すっと着地をした」という感覚でその日の施術が終わったので、え?なにこれ?すごいんだけど・・・と思いながら帰りました。
(次の患者さんも待ってたので感想は伝えませんでした)

わたしは他に鍼治療に通ったことがないのでその鍼灸師さんしか知らないようなものですが、間違いなくこの人は上手な人だわ、と思いました。

思いましたが、それらのことを言うことはしませんでした。
感想をメールしようかとも思いましたが、やめました。

で、今日その施術のあとの初めての施術日。
帰り際に鍼灸師さんが、「前回みたいな施術が毎回できたらいいんだけどね」とおっしゃったので、自分が前回感じたことを伝えました。喜んでくれました。わかってくれると思ったから言ってみた、とおっしゃっていて、わたしもうれしくなりました。

それで気づいたのですけど。
「これを感想として伝えたところで伝わるのかいな?」とわたしは思っていたことに気づきました。謎の言葉でしかない、とわたしは自己評価していました。
言ったところで相手を困らせるだけなんじゃないか、とか。
過去の経験から、そう思っていました。過去の経験からの思考。

それに気づけたし、伝えること・伝えられることでわかってもらえた感をお互いに感じられる、これはうれしいことだなあと思いました。
ありがてえ。。。


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