知らんけど

2002年12月09日(月) 癒し

神戸でルミナリエが始まります。テレビでは試験点灯が行われたということを報道しています。「癒しの光」といっていましたが、一体癒すって何だろう?って考えてみました。

確かに、私も含めて世の中「癒しブーム」です。私が昔から聞いているゴンチチなども、癒しの音楽ということでCDショップに行くと、場所によってはヒーリングミュージックというジャンルで扱われています。ゴンチチの音楽もそうなのですが、実は癒しというのは単純なことなのではないでしょうか?癒しとは、「ゆったり」ということに尽きるような気がします。

今日も、梅田の地下道を学校に向かって歩いていたのですが、結構速く歩いているつもりなのに、周りの人はどんどん私を抜いていきます。なぜ、そんなに急ぐのでしょうね。電車が出発するときにも、必ず電車に駆け込む人がいますが、なぜ、そんなに急ぐのでしょうね。日本の都会は10分毎ぐらいに電車は来るのに。

あ、前から不思議に思う事があるのですが、電車が発車するときに音楽が流れますよね。あれは「危険ですよ。」ということを知らせているのでしょうけれど、あれを聞くと「急がなくちゃ!」と思う人がいっぱい居ると思うんです。危険を知らせる合図なのに、実際のところ、お客さんは「走れ!」の合図だと思ってる。あれで「駆け込み乗車は危険ですので、お止め下さい。」というのはちょっと的外れじゃないの?と思うのです。何も鳴らさず、静かに発車すれば、駆け込み乗車は90%は減る事請け合いです。

日本には、こういう意図しない部分で、人を急かしてしまうような環境があるようです。学校のチャイムにしてもそう。それから、歩道を走る自転車が歩行者に対して鳴らすベル音もそう。TVCMで流れる連呼・早口もそう。

癒されたい人が多いということの裏には、癒されない日常があるという単純で明快な問題をみんな自覚して、直していく意志を持てばいいのにと思うのですが、なかなか難しいようです。自分さえ癒されればと考える人も多くて、なんだか癒しブームが始まってからというもの、自己中心的な考え方も流行り始めてるような気がするのは私だけでしょうか?

蛇足ですが、携帯を使うのはお控え下さいという車内アナウンス。あれも私には理解できないなあ。他の人に迷惑はかけませんよ。どうしても携帯はマナー違反だと思う人の方が少数派のような気がするので、そういう人達のためのアンチ携帯車両を1,2両作ればいいだけだと思うのは飛躍し過ぎですか?新聞広げて、バサバサうるさいサラリーマンの方が、私には迷惑なんですが...


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