さんかくのしそう

2002年11月20日(水) 働く事

先日、禅寺のお坊さんが書かれた本を読んでいたら面白いことが書いてありました。「働く」という言葉の語源です。「働く」という言葉は、「傍(はた)を楽にすること。」という言葉の変形だと考える説があるそうです。

とても素敵な説ではありませんか。仕事をしているときに私達は意外とこの仕事の結果がどのような形で社会に貢献しているかを考える事が少ないものです。また、一般企業で働いていると、まるで上司のためにとか、社長のためにとか考えがちです。または、お金を稼ぐ手段としか見ない人もいるでしょう。しかし、もともと働くとは、傍の人々を楽にすることが目的だったのです。傍の人ととは、自分の家族であろうし、社会の人々であったに違いありません。

今の時代、「人のため」という考え方自体が、非常に古臭い考え方として隅に追いやられています。技術・情報・モノ・金などなど、豊かになるという事の基準が人とはまったく関わりのないところに置かれているのです。しかし、良い技術、良い情報、良い物など、実はすべての基本は人の生活を楽にするためのものです。人の心がわからないと、人のための仕事はできません。傍の人を楽にすること、それはまさに人を理解することから始まります。

あなたにとって働くとは何ですか?


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