知らんけど

2002年08月23日(金) ノリノリ

毎日毎日、同じ授業を一日中受けていると、だんだんと頭がウニになってきます。そんな授業の毎日の中での楽しみの一つは、やはり食事なのです。弁当の話を以前にしましたが、今は外に売りに来ている弁当屋さんを利用しています。買った弁当は学校の地下で、少ない男子学生が車座になって地味に食べるのです。

別に男が嫌いなわけではないのですが、男が車座に座って弁当を食べても大した話で盛り上がりません。特に、熱い話をするのでもなく、バカ話かエロ話か沈黙か... というまさに生産性ゼロの会話が繰り広げられます。私は、それほど「ノリ」に乗って話すのが得意ではないので、クールに周りの話を聴いていることが多いのですが、どうして日本人はあそこまで普段のコミュニケーションに、下世話なユーモアを求めるのでしょうかね。不思議です。

また外国かぶれの意見で申し訳ありませんが、オーストラリア・カナダの大学では、こんな下世話な会話を聞いたことがありません。大体、みんな何かについて議論をしています。そんなに、机をバンバンたたくほどの議論ではありませんが、それぞれの意見を主張しあっています。その議論の中で、題材に関連するウィットに富んだユーモアを発揮することは多くありますが、バカ話エロ話はありませんね。

ラッキーなことに、私は多感な18歳〜24歳をオーストラリアで過ごしたおかげで、そのような外国流のコミュニケーションが非常に心地良いと感じるようになってしまいました。今、弁当を食べる際に繰り広げられるコミュニケーションには入っていけないのです。それぞれが、楽しんでいるからそれはそれで良いのですが、やはり、私自身がいかに楽しむか?ということを考えると、今のままでは良くありません。

それにしてもこれほどにまでコミュニケーションスタイルが違うと、その人達の知的レベルを疑ってしまったりします。危険な徴候です。

まじめな人が損する国、日本。結構、住みにくいところですね。


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