あらゆるたのしみを - 2001年04月06日(金) サクラと聞くと、ついつい思い出すのは『桜の森の満開の下』。 坂口安吾、あなた罪な人だ。 あの小説さえ読まなければ、桜はただひたすらに美しいイメージで括ることが 出来たはずなのに、読後はその語感にもちょっと毒味を帯びている印象を持つ ようになった。 だからこそ凄みのある美しさを感じる、っていうのも確かにあるけどね。 さて、今日は終業後やっぴ&サイちゃんとお花見。 20:00くらいに吉祥寺LONLONの食料品売場に集合して、あーでもないこー でもないと言いながらお花見に持って行く飲食物を購入。 煮物、チーズ鱈、焼き鳥、手巻き寿司、揚げ饅頭など。 本格的お花見は久しぶりなので、気合もひとしお。 それこそ坂口的なオカルト風が吹いてしまいそうな夜桜を見に井の頭公園に 行ったんだけど、そんなことはなくって、終始朗らかな感じ。 井の頭公園は思った通り人で溢れかえっていて、発せられている総熱量を 何か環境問題改善に活かせればいいのに、と思うほど(人熱発電とかさ)。 ぽうっと闇に浮かぶ桜を眺めながら手ごろな場所を探す。 井の頭公園はあまり大々的にライトアップをしたりしてないから、なんとも言え ない薄ら暗さに風情があって、そこがいいと思う。 咲き誇った後少しはらはらと落ち始めたくらいの桜も、ほのかに哀愁があって なかなかいいし。 大きな池縁によさそうな場所があったので、サイちゃんが持って来てくれた敷物 を広げて、宴を始める。 メンバーに大酒飲みとかはいないので、極めて穏やかに。 買ったものはどれもおいしく、すばらしい花もだんごも手に入れた私たちは とても満足。 ベルばらや音楽や行ってみたいところや、夢みたいな現実みたいな話をする。 時間が経つにつれ空気が結構ひんやりしてきたので、名残惜しいけど三鷹に移動。 PARTNERSで沢山うたう。 好きな音楽も割と似ているし、年代もほぼ同じだし、当然楽しい。 途中ジュンコもやってきて、朝まで延々。 小中高時代の曲もいっぱいうたって大満足。 お花見の残りの烏龍茶があったから、勝手についで飲んだりできて(ほんとは ダメだけど)、いつも以上に安上がりだったし。 朝、散らかり気味のJAM旅館(家)に着いてからもひとしきり話してほんっと に満喫。 考えられる身近な楽しいことを全部詰め込んだような金曜日で、記録に残せる ことが嬉しく思えるほど。 日記をつけててよかった! 楽しい金曜日でよかった! -
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