COME TOGETHER - 2001年04月07日(土) 朝まで起きてたとはいえ、起きると15:00! もちろん、やっぴもサイちゃんも帰った後だった。 私は、なかなか寝ないけどいっぺん寝ると猛烈に深く眠るから、きっと起こしづら かったのねぇ。ごめんなさい。 JAM旅館の女将は、お客さまを見送らないダメ女将。 反省しながら、目を完全に覚ますためにグレープフルーツジュースを飲んでいると、 ふたりともわざわざお手紙を残して行ってくれてたのに気付いて喜ぶ。 こんなダメ女将なのに・・・ありがとう! 「好きな字/嫌いな字」というのが私にとっては重要な概念としてあって、もちろん嫌い な字を書くからといってその人を嫌いになりはしないけど、字が好きな人は確実に2割 増しくらいは好きになる。 で、ふたりともかなり好きな字だったのでますます嬉しくて、いつでも手紙を眺め られるように、透明テーブルマットの下に挟んでみた。 すごくいい。 遅まきながら、一日を始める心積もりができたのでジュンコ部屋の特設布団を片づけ ようと部屋に行ったら、ひぃぃぃ! 朝9:30からの英会話教室に出かけたはずのジュンコが眠ってる! 今日が初日なので張り切っていたから、もしかしてちゃんと行って帰ってきてお昼寝 をしてるのかも・・・と淡い楽観をもって尋ねてみたら、やはりそんなことはなくて単に 寝過ごしたとのこと。 目を開けようともせず「起きたらお昼過ぎてたの、さびしいっ!」とだけ言って 寝つづけている。相当な深手のよう。 過ぎたことはしょうがないので何とか気を取り直して楽しい休日にしようと言っ てもとうてい無理みたいで、彼は夜までいじけて寝続けた。 しかも、ご飯を食べてからもすぐまたベッドに場所を移して横たわり「いじいじ するの!」と何を言っても取り合わない状態に。 布団で顔を隠し小さく丸まって。 まるで頑なに外界との接点をなくすことにより、受けたショックから身を守れ でもするかのように。 こういうところが小動物っぽいんだよね。 木の洞にある巣に逃げ込んだリスか何かみたい。 あ、むしろ『伝染るんです』の斎藤さんみたいかも。 こうなってしまったらもう何を言っても無駄だと経験上わかっているので放って おいて、私は私で横で色々読んだり、この前ドンキホーテで買った5mイヤホン をつけてTVを見たり、好きなように過ごす。 何かトラブルがあった時、ジュンコは自分の殻に閉じこもりがちで、全く私の 助けなど必要としない。 ネガティブな感情がうまれたら速攻で一番近い人にだけは相談したい性質の私には、 それがどうも理解できないので、かつて(学生時代)ショックなことがあった時に力に なれないのは寂しいと訴えてみたことがある。 すると「自分のせいで負った傷は自分でしか治せないんだから、何かをしてあげよう という考え方は無駄だし傲慢だ」というようなことを言われた。 「話した方がラクにならない?」と、どうしても思ってしまう私は、それを聞いても やはり納得行かないんだけど、傍にいることまでは拒まれていないからまあいい かと思うことにし、現在では気が済むまで勝手にうじうじしてもらっている次第。 フリッパーズギターいわく、 「わかりあえやしないってことだけを/わかりあうのさ」。 なんか、これに近いつかず離れず感。 甘味の薄さ。 熱の低さ。 話しに聞く‘80Sのイギリスみたいな淡々とした空気が、家の中に流れていると感じる。 ああ、個人主義の終焉を告げた『COME TOGETHER』にかわる何かが、 早くこの家にも鳴り響きますように! or、ジュンコが、早く立ち直りますように。 -
|
|