シナモンパンもレモンパンもナシ...mo_speedy

 

 

ちょっぷ - 2001年02月21日(水)

お昼休み、くるりのニューアルバム『TEAM ROCK』を購入しようとタワレコに
ダッシュ!
抽選会ではTシャツもキーホルダーもヘッドフォンも外れたけど、お約束の細く丸め
られたポスターと本日19:30から執り行われる「ちょっぷ会(内容はひ・み・つ、
と書いてある)」の参加整理券(No120)が当たる。

午後はちょっぷ会のことが気になり、余り仕事にならない。
運良く夕方には役員さんがみなさま出払ってしまわれたので、18:30ちょっと過ぎ
にはあがってタワレコへ。
サイちゃんも券をゲットできたというメールが入っていたので電話してみたらもう
タワレコ近くの喫茶店でコーヒー中との事。

その喫茶店まで行くとちょうどサイちゃんが出てくるところで、すぐに会えた。

タワレコでは「19:00まででーす、お急ぎくださーい!」なんて感じでまだ
抽選会が行われている。キャンギャルのどう見てもくるりを聴きそうにないおねえさま
方も最後のがんばりを見せ、とびきりの笑顔を提供中。
サイちゃんにくるりの基礎知識を伝授していただきつつ、タワレコ前でだらりと過ごす。

19:00を少し回って、居た場所と逆側に並ばねばならないことに気付き移動。
私とサイちゃんは並ぶ位置が違うので、ここでしばしお別れ。

ひとりで、多分熱狂的にくるりが好きなんであろう人々になんか悪いなー、と感じつつ
指定された階段の地下3Fの部分に並ぶ。秘密の要塞っぽくてちょっと怖い。
カツーン、カツーンといわせながらアンドロイドが登場しそう・・・とバカな妄想に
とりつかれている間に整理番号順に会場<STAGE ONE>に案内されることに。
最初の入場は1〜150番だったので、私はほんとに最初の回に案内される。
またも「真のくるりファンのみなさまごめんなさーい!」と思う。
<STAGE ONE>といえばこの前ゆずのシークレットライブが行われたことで
おなじみの場所だけど、えらい狭くてびっくりする。
確かに、あの時当選者がたった200人に設定されてたのにも合点がいった。

レコード会社のスタッフらしい、石田純一をギョーカイ風味にして眼鏡をかけさせた
ような方のMCによって、ちょっぷ会は幕開け。
まずは本日のちょっぷ会が、メンバーのみなさまが私たちに実際ちょっぷをしてくださる
会であることが告げられるけど「キャー!!」「キシダー!!!」「ウォー!!」という
ようなたちの悪い盛り上がりは一切なくみんな「ほーぅ」「ウフ・・・」というように
大人しく喜びをかみしめているふう。くるりのファンはお行儀がいいなぁ、と感心。
だからこそ実現できたイベントなんだろうけど。
その後、今日一日パフォーマンスを繰り広げていたというチアリーダー「チームくるり」
による『ワンダーフォーゲル』の演技披露が行われる。
結構凝った振りつけで、練習大変だったろうなぁ、とぼんやり感じる。
この一日だけのために、ねぇ。

終了すると、ついにくるりご当人たちが登場。
この時はさすがに一瞬沸いたけど、またすぐに私語は止む。

岸田氏よりちょっぷ会は以前別のイベントでやったことがあるんだけど、それがえらく
不評だったので今回はそのリベンジです、という説明がある。
ステージに来場者ひとりひとりが上がって、メンバー3人のちょっぷを受けるという
すばらしい企画に付き、混乱を防ぐためかスタッフをわたしたちに見立てたロール
プレイングがあり、ついに本番。

ほどなく順番が回ってくると、私はにわかファンらしく大げさなことは何一つせず
大人しく「お願いいたします」と言ってちょっぷを受け、そして最後に「ありがとう
ございました」と言って去ってきた。
スタッフが「握手はご遠慮下さい」と言ってるのに自らまず手を差し出してくれる
くるりのみなさん。なんてすてきな人々!と本気で思いましたとも。
なんか、肌が美しくて感心したし。
いい経験。

サイちゃんまで回るのには相当時間がかかりそうだったので、2Fに行きしばらく
ブラブラする。小沢健二のシングル在庫が『指さえも/ダイスを転がせ』のみだった
ことにショックを受けつつ『LIFE』が面置きされてたので気を取り直す。
まぁでも、アレか。HMVはついにシングル置いてなくなったから、それに比べれば
健闘してくれてる方か。

筒美京平のBOXがまだ売ってることを確認し、「やはり『強い気持ち・強い愛』が
入ってる以上買うべき?」なんて思う一方で「¥9,800は高くない?」と思い、
またもう一方では「でも情熱・熱風・せれな〜でも入ってるし・・・」と散々逡巡
したが良く考えたらやっぱりあんまりお金がないので買わないどいた。
ボーナス出たばっかりとかだったら確実にお買い上げだったことだろう。危険。

1Fに戻りちょっとすると、ちょうどいいタイミングでサイちゃんが登場。
番号が隣だったという生粋のくるり好きっぽい女の子とすっかり意気投合し、
楽しいムードを引き連れてやってきたので、私もなぜかますます楽しくなってくる。

20:40頃その子と別れてから石橋楽器へ行ってみる。
幸い21:00までの営業で、多少ギターの下見に成功。
でもPEPEのミニギターは売ってないっぽかった。残念。

ごはんは、割とお腹が空いてたので目の前にあった「ラケル」に即決。
オムライスは女の子同士じゃないとなかなか食べにこないとか、ラケルパンがいかに
おいしいかとかを話しながら入る。

結局閉店間際までのんびりといて、あまりにゆったりと楽しかったので明日の仕事も
どうにかひらひらと躱してやり過ごせる気がしてくる。
正直言って今日会社を出るときには、出社自体にもう嫌気がさしてて明日は休んでしまう
かも、と思ってたのに。

これもひとえにちょっぷとサイちゃんのお蔭ね。
生きていくには少しのきっかけと嬉しいことと励ましとが大きく作用する。

ところでアルバムは。

小沢健二は最高だ!
と記された『TEAM ROCK』もまた(それは抜きにしても)最高だ!と家で
繰り返し聴きながら思った。
ハローもグッバイもサンキューも、全てが内包されてる感じが、たまらなくいいと思った。


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