思考過多の記録
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親は高齢である。 お陰様でまだ他人様に世話になるような状態ではないが、年相応に衰えてきた。父親は心臓に病があり、年齢のことも考えると、いつどうなってもおかしくない。自分でもそう言っている。母親は大きな疾患はないが、やはり心臓に不安を抱えている。弟は心の病を抱え、まともに仕事ができる状況ではない。 そして、僕も弟も、独身のまま年齢を重ねた。
親の介護や死が目前に迫っている。いつかは分からないが、不可避のことだ。 僕にできることは限られているが、何もかもを介護保険で賄うことはできないだろうし、施設に入れようにも経済的に厳しい。 老いた親は確実に僕にのしかかってくる。正直、弟はまったく頼りにならない。 そして僕は、今大きな目標に向かってアクセルを踏み込んでいる。今ここでスピードを緩めるわけにはいかない。 事業も事業として成立させるまでには時間も労力もかかる。 しかし、親の老いは待ってはくれない。 なおかつ、僕には大切に思う女性がいる。彼女を幸せにしたい。ともに幸せを築いていきたい。だが、それには経済的に回っていく目処が立っていなければならない。だが、それを待っていると、彼女は何処かに行ってしまうかも知れない。
難しい多元連立方程式が僕に突きつけられている。 解を探さねば。 みんながいい方向に行くための最適解を。 もし見つからなければ、全員共倒れとなる。 解はあるのだろうか…?
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