2冊続けて読んだ加納朋子。『螺旋階段のアリス』と『レインレイン・ボウ』。 前者は苦手。後者は好み。 やっぱり加納さんは"一見"平凡な女性の気持ちを描くのが、とても上手い。 それは、つまり、逆に言えば、"一見"非凡な女性を描こうとすると、 夢見る男性が書いたドリーム小説みたいになってしまう…って、辛口過ぎますか? とにかく、『レイン〜』は"一見"平凡な、でも、個々に見れば生き方も喜びも悩みも千差万別な、 それでも、微かに、あるいは強く繋がっている女性たちのお話。 そして、最終章を読むまで『月曜日の水玉模様』と繋がっていることに気が付かなかった鈍な私。むー。
会社帰りに本屋に寄って次に読む本を探していたのだけれど、買ったのは雑誌3冊なのでした。 表紙のキャラメルコーンがあまりにもキュートで、ついつい連れて帰りたくなってしまったspoonと、 パンが美味しそうなku:nelと、2003広告ベストテンが特集の広告批評。 新聞広告の10位に『MIJ』の見開き広告がランクインしていて、審査員雑評で高橋源一郎さんが、 『唯一にして最大の問題は、ファン以外にはなにも通じない。読まないし。 SMAPということしかわからないことだね。』と仰っているのだけれど、 ちっちっちっ、それはちょっと違うと思うよ、源一郎さん。 少なくとも私は、このビジュアルからメッセージは受け取れなかった、というか、受け取りたくなかったもんな。 むしろ、SMAPだということだけを意味する、それ以上意味のない記号としてのビジュアルであったらなら、 もっと好きになれたかもしれない…って、こんなとこで、なーに難クセつけてんだか。 あ、あとねー、『SMAPって、韓国語とか英語を勉強したり、メッセージを出したりして、 社会的存在になりたがってますね(しりあがり寿)』、『なりたがり過ぎなんですよ(しまおまほ)』に、 そっかー、歯止めがきかねぇ(by木村くん)韓国ラブな人も、遠くから見ればそんな風に見えるのかー、 と、お勉強になりました。
いや、もちろん、近くで (キモチ的に、っすよ) 見てると、見えないものも多々あるだろうとは思うのだけれど。 たとえば、ゆうべ、私には少なからずオオゴトだったクサナギツヨシの髪も、 一晩経って見回せば、世間様、いや、他のメンバー一押しの人、 いや、クサナギファンの中でも人によっては、「あれ、もしかして、ちょっと切った?」程度のことであったらしい …ということに気付いたり、とか。そんなものなのよねぇ、きっと。
さて、明日はまた忘年会です。翌日の土曜は仕事です。 ふぁいてぃん!です。
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