宮城から帰ってきました。
■6日土曜日。
晴天の東京から北へ向うにつれ、ちょっとずつ曇っていく空。 うーん、やっぱり厳しいのかなぁ…と思っていたら、仙台の空は晴れ。ノースリーブでOKの暑さです。 当地在住の知人に言わせると、今年の仙台でこの天気は奇跡的だそうで。 今回は利府駅までJRを使い、そこからシャトルバスで宮城スタジアムまで。 電車も空いていたし、バスも殆ど待ち時間がなく、なかなか良い選択だったかと。 って、すべてMちゃん任せの私だったのですが。
スタジアム上空に浮かぶ雲は、すっかり秋のソレだけれど、 陽射しがジンワリと肌に染み込んできて、風が無いと汗ばむ暑さ。 風を求めてスタジアム前の丘に登り、クサナギさんを見習って日傘がわりに雨傘で陽を避けながら、 しばし休憩です。なんだか、久しぶりにゆっくり空を眺めた気がします。 長閑だわ〜。このまま眠ってしまいたい… (この日も結局3時間半睡眠。学習能力ナシ) ライブ中もコーナーの合間に何度か空を見上げました。 南東の空に火星、その西に欠けた月。流れてきて空を覆う薄い雲。
隣にいたMちゃんに言わせると、ライブ中の私は非常に「ノリノリだった」そうな (ノリノリ…) ふむ、確かに、もしかしたら今までで一番、ストレートに楽しんだライブだったかもしれません。 そのかわり、終了と同時にここ数週間の疲れがどっと出たのか、ぶっ倒れ状態に。 一番酷かったのは頭痛だけれど、貧血やら何やら、いろんな症状がいっぺんに押し寄せてきた感じ。 迎えに来てくれた知人の車に運ばれてホテルに着くと、夕食もとらずに眠りこけたのでした。
■7日日曜日。
復活の兆しを感じながら目覚めて、朝風呂と朝ゴハンでほぼ復活。 今日は十数年前にチラリと行ったきりの松島へ。瑞厳寺に初めて入りました。 すごいですね。土産物屋でごしゃごしゃした門前なのに、 門をくぐった途端にガラリと世界が変わる、真っ直ぐ伸びた杉並木。 苔の鮮やかな黄緑色と、降り注ぐオゾン。 本堂は金を施した襖絵等々も良かったけれど、欄間や天井の細工が好きなんだなぁ。 裾折上小組格子天井とかねぇ、いくら見ていても見飽きません。 宝物館もあわせて2時間近くゆっくり過ごしたら、オゾンを胸いっぱい吸い込んだせいなんでしょうか、 気がついたら前夜の名残の頭痛の種が消えていて、身体が軽くなっていました。
でもって、塩竈でお寿司を食べて、仙台で笹かまと ずんだ餅を買って、 私の宮城の旅、そして、03 MIJ TOURは終了したのでした。 とりあえず、人間には十分な睡眠と、自然の中で全身から良い空気を吸い込むことが大切なのだと、 当たり前のことに改めて気付いた、そんな旅でありました。
■始まったと思ったら、すぐに終ってしまったような気がするMIJ TOUR。 今になって、あ、本当に終っちゃったんだ、もう、あの空間は二度と体験できないんだ、ってことを実感しつつあります。
今年もたくさんの方にお世話になりました。 チケットを譲っていただいた方、引き取っていただいた方、会場でお目にかかった方、 メールで送り出してくださった方、BBSにお越しいただいた方、 そして、オーラス直前に突然気持ちが揺れてしまった (「揺れ」なのかな…ちょっと違う感情ではあるのですが)私に、 言葉を掛けてくださった沢山の方々。 本来ならばお一人お一人に御礼を申し上げたいのですが、ひとまず、こちらから。 本当にありがとうございました。
「SMAP」という現象について行くのは大変だけど幸せで、幸せだけど大変なことなんだなぁ。 でも、少なくとも、クサナギツヨシという人とメンバーから気持ちを離すことは、 もっと大変で、もっとツラいことなんだろうな。だから、しばらくは、やっぱり離れられないんだろな。 これからも彼と彼らについて行くことになりそうです。ゆるりゆるりと。
そして、やっぱり、すまっぷさいこー!!でした。マチガイない。
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