閉店間際の本屋にて。その雑誌を手に取って最初にパッと開いたページから、 こちらを真っ直ぐに見つめるシンメントリーなクサナギさんの瞳。
運命だ… (うっとり)
0.5秒でページを閉じて、雑誌を平積みの一番上に戻し、 上から5冊目を抜き出して、レジへ直行です。
Cut7月号 「草なぎ剛×ハン・ソッキュ」。 チョナン・カンの番組内で使われていた2ショット写真のクサナギさんはエラと頬骨が目立っていて、 正直、うーん、イマイチだわ…と思っていたのですが、いやいや、本誌の写真はとっても良いですね。 ハンさんと椅子に隣り合って笑っているクサナギさんは、頬に緊張を残しながらも目がトロけているし、 2人並んで前を見詰める写真は、静かで造形的なのに、目元がとても人間くさくて、熱い。
憧れの人との邂逅を喜びながらも、ちょっと早すぎた、もっと韓国語を話せるようになったときに会いたかった、 と、素直に言うクサナギさん。あなたが言うように、共演はもう少し先の方が良いのかもしれないですね。 今のクサナギツヨシは、感覚とか感性を本能的に、いうなれば運動神経に近いところで捉えているような気がして、 それはそれで凄いことだし、ずっと無くさないで欲しいと思うけれど、 そういったことをハンさんのように自分の中で論理的に再構築して、豊かな語彙で表現し直せるようになった頃に、 「ヨクシ ウリ タルマンネヨ」 な日韓俳優の共演を見てみたいなぁと思ったりします。
ん、いや、でもな、今のクサナギツヨシでぶつかって行く姿も、やっぱり観てみたいけれど。 それに、身の回りの範囲の語彙で、意図せずに哲学的なことを語ってしまうのが、 オヤビンの良いところでもあるからな。ふむふむ。
そして、「ATP(全日本テレビ番組製作社連盟)賞2003」 個人賞受賞おめでとう。 「特に『僕の生きる道』では主人公の姿を植物的存在感で演じぬき、視聴者に感動と勇気を与えた」(nikkansports.com)って選考理由がスゴイっすね。
植物的存在感。
いや、なんというか、個人的には、「植物的 」って「人間的 」って言葉よりも却って生々しく感じるので。 そういう意味では、的確な評価なのかもしれないけれど。
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