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■ 彼の足跡
※伊藤・京大名誉教授にガウス賞のメダル授与 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060914AT1G1401114092006.html 世界の数学者が組織する国際数学連合は14日、社会の発展に貢献した数学者を表彰する「ガウス賞」の第1回受賞者となった伊藤清・京都大学名誉教授(91)にメダルを授与した。来日中のジョン・ボール総裁が同日、京都市内の病院で手渡した。
伊藤名誉教授は「私の仕事を数学以外の応用分野へ橋渡ししてくれた人々に感謝し、喜びを新たにしている」とのコメントを発表した。また若い数学者を支援するため、賞金1万ユーロ(約150万円)全額を国際数学連合の奨学基金へ寄付することを申し出た。
同名誉教授は偶然が左右する不規則な現象を解く「確率微分方程式」を提案し、1980年代以降の金融工学に貢献した。
※ガウス賞とは http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A6%E3%82%B9%E8%B3%9E ガウス賞(Carl Friedrich Gauss Prize)は、社会の技術的発展と日常生活に対して優れた数学的貢献をなした研究者に贈られる賞。4年に一度の国際数学者会議(ICM)の開会式において授与される。フィールズ賞やネヴァリンナ賞と異なり、受賞資格に年齢制限はない。これは、その人の業績が知られ、実社会に広まり影響を及ぼすまでに、時として非常に長い時間を要するためである。
2002年、ドイツ数学会と国際数学連合が共同で設けた賞で、第一回授賞は2006年。その名は「数学の王様」ガウスが1801年、一旦は発見されながら見失われてしまった小惑星セレス の軌道を最小二乗法の改良により突き止め、再発見を成功させた故事に由来する。受賞者には金メダルと賞金が授与される。本賞の基金には1998年にベルリンで開かれた国際数学者会議で生じた余剰金が充てられている。メダルの意匠は表面がガウスの肖像、裏面がセレスの軌道を表す曲線と円(小惑星)、正方形(square:最小二乗法に因む)。
という記事にふれたんですよ。 日本は基礎研究強いねー。オタクの発祥の国だから儲からないマニアックなところが好きなのかしら? って思っていたところ。
図書館で彼の本を発見!!(画像が無くてごめんなさい)
もう90歳になろうかという大家ですが、どうやらここコーネル大学でも教えていたんですね。
こういう著名で素敵な方の足跡を所々で発見できるので、この大学の図書館は暇つぶしに書架を覗いているだけでもおもしろいですね。バードウォッチングのように、地の巨人の足跡を発見してみるこの頃。
でも、彼のいたずっとあとにここに学びに来た日本人、私は、すでに統計学の基礎でつまずいている。 っつーかあきらめようかと思っている。
よし、彼に聞いてみよう。
「君は誰かね?」 「は、きよひこと申します。」 「うん、よくきた。きよひこ君。質問は何かね?」 「は、最小二乗法の基礎の理解だけでも、私は二週間掛かってしまいました。そもそも数学などわからないのですが、どうしたら、私はできる・・・」 「ここは山の上にあるが、この山は土と岩と木でだけで出来ている山ではないのだ。この山は先人の残した知の成果が集積している山なのだ」 「あ。でも、寝不足で山登り30分していくのは本当につらいのですが・・・」 「愚か者」 「数字たちの声をよく聞きたまえ。君はx軸のある範囲にある曲線との間の面積をそのまま積分しようとしたな」 「ええ。それがその面積こそが確率だと聞いたものですから」 「君はなんにもわかっとらん。君がしているその積分!その積分にはちいさなちいさな数たちが押しつぶされようとしているのだ。君が今朝眠そうに踏みしめたこのビルの前の土のように!」 「え。だってそこは道・・・」 「ちがう、君の足下には知が眠っておる。それを踏みしめたのだ。君が今日宿題で積分して、まとめてしまった数たちのように。数の声を無視したな。時間をかけて声なき声を聞きたまえ。そうすれば私が見つけた『確率微分方程式』のように偶然が必然に見えるようになるのだよ。時間だ。それがすべて、君に教えるだろう」 「は。私が愚かでした。しかし、明日までの提出なんですが。」 「ふむ、よろしい。きよひこ君。80年数学に人生をかけた私でも、眼にした数字の量は無限大に収束しなかった。私の人生を費やして紡いできた数字すら有限なのだよ。君が取得しようとしている単位も有限だ。ゼロには収束しないだろう。安心したまえ。大丈夫だ。少し疲れたのでこの辺で眠らせて貰うよ。夢の中では、私の単位時間は微少になる。そこを微笑するのが私の趣味でね。ではまた。いつでも来たまえ。君のような愚か者はいつでも大歓迎だ。x軸の上にすら君の知は到達してないのだからな。和でしか君を引き上げられない。かけたらもっとどん底だ」
というアドバイスを頂きました。
落ちが付いたかわからない。 もう何もかもわからない。 統計なんてほっとうけいー。
寝よう。
2006年09月14日(木)
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