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■ この島の上から
NYで一番有名なビル。エンパイヤステートビルディング。1931年、102階建てのビルとして立てられたこの建物は今も観光目的だけでなく、オフィスビルディングとしても使われている。新築された首相官邸のときに思ったのだけど、やっぱり多少お金がかかってもランドマーク的なものはインパクトがあって美しくないといけないですよね。ホワイトハウスだとか、クレムリンだとか、ビッグベンダとか。世界的認知されるものであってほしいものです。そしてこのエンパイヤはその代名詞みたいなものでしょう。 この屋上からの眺めはマンハッタン島の中心部からマンハッタンが360度見渡せます。あがってみて多くの人が思うことでしょう。意外と小さいと。それでも、びっちりと隙間無く立てられていることをいまさらながらに驚くことでしょう。「資本主義の象徴」とはよくいわれることですが、何を持ってそういうのでしょうね。資本主義しか繁栄の道が無いわけではないし。非常に多面的な顔を持つNYについて、アメリカの象徴といえなくもないけど、実は何とでも言える。中国人移民が多いことをもって「中国人のエネルギーの象徴」、喫煙者にとって最も住みにくい街であることをもって「不平等課税システムの街の象徴」、ペットが多いことをもって「ゴールデンレトリバーの楽園」など、なんとでもいえるのです。ある人のことを一言で言い表せないように、この街もなんとでも表現できる。愚かな人間の利己的な利益追求の結果の退廃的な街、のような表現は多少短絡的過ぎる。 この街を見下ろしているとそう思うのです。
眼下にマンハッタンの光景が広がる。 中心の黒い細いビルは国連本部。
2005年03月07日(月)
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