生活綴り 咲紀 |
2003年04月28日(月) 涙がこぼれた | ||||
結局、日曜日の夜 コールバックはなかった。 月曜日の朝は いつもより早く目が覚めた。 朝食はグレープフルーツとヨーグルトだった。 おいしかった。 朝の出だしがスムーズだったので いつもより一本速い電車に乗れた。 仕事は覚えないといけないことがたくさん あるので大変だったけど、おもしろかった。 この業界に入れて良かったと思った。 19時に退社。 20時過ぎに帰宅。 「この頃、咲紀、疲れ気味だったでしょ。 今日は好きな物作ったから。食べれるだけ食べてね」 と母が夕食に好物を出してくれた。 おいしかった。 お風呂に入る。 習慣とは恐ろしい物で、彼氏さんに買って貰った お風呂セットをいつも通り何の感慨もなく使っている 自分に苦笑いをした。 アヒルやアンパンマンが多数浮かんでいる お風呂に入っている自分が急に馬鹿らしく思えた。 お風呂を上がるともう22時だった。 350ミリの缶ビールを一本冷蔵庫から取って 家の2階にある自室に戻る 携帯を見る。 彼氏さんからの着信はない。 ビールを一口飲む。 彼氏さんへ電話する。 3コールしたところで自分から電話を切る。 もう留守番電話の機械音は聞きたくなかった。 その後は一気にビールを飲み干し ベッドに潜り込んだ。 22時半。 彼氏さん専用の着メロが流れる。 耳を疑う。 数秒経ってから電話に出ると 「咲紀さん、電話遅くなってごめんね。 今、歓送迎会やねん。あと1時間後に電話するから。 もし眠かったら寝といてね。 咲紀さんは明日も仕事でしょ?無理しちゃダメだよ」 と『彼氏』の時と全く変わらぬ口調で言うと、 すぐに電話は切られた。 涙があふれ出た。 もう止まらなかった。 ピンと張っていた緊張の糸が はじけたみたいに涙が止まらなかった。 私はもう、2度とあの彼氏さんの声を聞けないと思っていた。 「咲紀さん」ともう2度と呼ばれることはないと思ってた。 彼氏さんの声はそんな不安を一蹴してくれた。 おまけに1時間後にはまた電話をくれるらしい。 夢みたいだと思った。 そして、私は急に睡魔に襲われ 眠りについた。 それから1時間半後 彼氏さんの着メロで起こされた。 彼氏さんは今日の歓送迎会の話をし 「咲紀さんは今日、仕事どうだった?」 と聞いてくる。 同じ業界の仕事についたので 私の仕事の悩みについて彼氏さんは親切に答えてくれる。 話すこと10分。 「咲紀さんは明日も仕事でしょ? 何時おきなの?」 「・・・6時」 「もう寝なきゃ!!切るからね 明日も仕事頑張ってね」 「うん。おやすみ」 「はい。またね」 この日はこれで幕を閉じた。 本当に私たちは別れたのか?と自分でも考えてしまうような 電話だった。 軽い幸せな混乱を覚えながら私はこの日 眠りについた。 BBSやメール本当にありがとうございます。 返信の方は遅れていますが GWあけまでには全てお返事させて頂きたいと思っています。 本当にありがとう。 それと暗い日記でごめんなさい。 BBS←一言、よろしくお願いします☆ |
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