アナウンサー日記
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2007年02月08日(木) 映画「守護神」を見た!

「守護神」
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tydt/id325435/


最近の洋画には珍しい、日本語タイトル。
だが、いま日本で「守護神」と言えば、サッカーのゴールキーパーを指すのが一般的だ。
ここは素直に、原題の「ザ・ガーディアン」のままの方が、まだよかったのではないかと思う。


さて。
ストーリーは、若き海上保安官の成長物語である日本映画「海猿」の、まさに洋画版と言い切れる。

両者には、登場人物の設定、ストーリー、場面設定、台詞・・・などなどに、数え切れないくらいの類似点がある。
この映画の製作スタッフが、「海猿」のテレビドラマ・映画、あるいは原作コミックを参考にしていないとは、とても思えないほどだ。

ただし、映画の出来栄えと言う点では、「守護神」の方に軍配が上がるのではないか。
それはハリウッドならではのCGのレベルの高さであり、脚本の完成度の高さである。
また日本映画は、どうしても人気俳優の動員力に頼った映画作りをする傾向があり、その分、本筋には不必要な「俳優のイメージカット的演出」や、受け狙いのギャグが挿入されることが多く、結果的に作品全体の質を落としているケースが多い。
ハリウッドの映画は、その辺りを演出として上手に昇華しているのだ。

それにしても、これだけ似ていると、日本側の映画業界関係者の反応はどうなのだろう・・・と思いつつ、映画館に置いてあったチラシ(写真)を眺めていたら、なんと両者の配給には同じテレビ局が関わっていたのであった。
チラシでは、両者を比較した記事もあり、「海猿は日本版の守護神と言えるかも」なんて記述もあったりした。いや、そんなヘリくだらなくても・・・と人事ながら思ったりして(笑)。

なお、このチラシには映画のストーリーの9割ほどが掲載されているので、本編鑑賞前には絶対に読まない方が良い。


最後に結論。
1800円払っても、損はしません。
是非、映画館の大スクリーン、大音響で見ましょう。この映画は、映画館で見るべき作品であります。


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