本当は初日の2/17に行ったのですが、 暑苦しくひばり日記が書いてあるので、移動して(笑)
患者と付添婦の女優二人の芝居で、TPTの、レパートリーの一つ。 出演は安奈淳さんと毬谷友子さん。
女同士の二人芝居って、割と好きだし、内容も面白いと 思うのだけど、なんかイマイチ感が。。。。
その最大の理由が、冒頭で明かされる、 付添婦が看護師の資格を持っていないというウソをつくこと!
どうでも、いいことのように思われますし、いいとも思うのだけど。
気むずかしい患者が、お情けや病院にあてつけで雇った彼女に、 やがて心を開いていく。だが、実は彼女が、看護師の資格を持っているし、 腕のいい人だから、患者の心を開かせるために、病院がお願いした付添婦で、 しかも、組合の関係で3週間という期限付きということを知り、ちょっとした復讐と 意地悪を企て、そして……というのが、この舞台の大筋です。
その中核を担っている、看護師が免許を持ってないが、 私には、付かなくてもいいウソに思えて。。。。
又、彼女がそんなウソを付くタイプに見えないので、実は病院側の考えたウソなのか、 それとも、本当は彼女は思っていた人とは違うのか、 そこの所がはっきりしないと、なんだかもやもや〜
留学したいと行っているのですが、そもそも資格もない女が留学できるのか?とか 考えちゃったし。。。
でも、きっとこんなことを悩んでいるのは私くらいなのでしょうね。。。
演出はもうちょっとスピーディーでも、良かったかなと思います。 幻覚や回想に行くところをスムーズにして欲しかった。
毬谷さんは、毬谷ぶしが炸裂していて、素敵でした。 食べ方が汚いのも、この舞台のポイントなのですが、ちゃんと汚かった。スゴイ。
でも、老いに関する場面で、ファンとしてはちょっショッキングな場面がありました。 いや、それすらも劇中効果に出来るのが女優なんだろうけど。 帽子をとって、白髪交じりの髪が出てきた時、息をのんだわ。
美術は美しかった。朝倉摂さん流石。 真っ白の病室に、ガウンとか効果的に赤が使われる。しかも、はっきりとした美しい赤。 そして、開帳された圧倒的なジャスミンの花。ラストは良かった。
所で、ジャスミンなのに、タイトルは「薔薇の花束の秘密」なんだろう。 花束、ちょっとしか出てないのに。それも謎です。(笑)
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