2007年03月16日(金) |
■グットラックハリウッド |
往年の名巨匠が再び映画を撮る為の秘策。 それは青二才のゴーストライターになることだった! 思惑通り、彼は自分の脚本で新しい映画を、新人を 操りながら、撮ることが出来たが、しかし、出来上がった映画は………、 てな感じの映画監督と、その秘書と新人ライターの3人芝居。
見終わった後、優しい気持ちにしてくれる良品。 久世星佳さんのの猫背で巨匠には敬意を持って、 若輩者には厳しメの秘書が可愛い。
彼女の愛情=巨匠が映画で彼女を幸せにしていた証がちゃんと実るのが、 思い通りにならない人生の、だけどちょっとした幸せになっているのがいい。
今まで真面目に頑張ったからこその、 小さな一番じゃない二番の幸せが勲章の如く輝く。 それが最後まで生きているのですが。
ただし、劇場が大きい。 大きさに負けたんじゃなくて、大きい。 そして、BGMを一曲流したいだけなんか? というやたら長い暗転もただ虚ろに響いているだけである。 それが7回(数えたのではない。パンフレットを見たら8場面あって、場面ごとにそれやってたから)も続くと、集中力が途切れる。円形でやれば良かったのに。せめて劇場の方。
まあ、円形でやると首つりわっかが困ることになるのだが、 それはなんとかしようという方向で。 ラストは良かった。でも、泣けないのは以下同文(笑)
席も後ろはガラガラで、団塊世代のおじさまたちに上手く売り込めば良かったのに、(長塚京三さんなんだし)商売っっけないのかしら??
ちなみに新人ライターは、筒井クンなので、天然ボケか?と思っていたら、パンフを見返すと、さらっとイヤな子でした。(狙ったキャスティングかしらん?)
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