おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦1月13日
排煙口の温度が80℃ぐらいになってくると、なんとも甘いような酸っぱいような匂いがしてきます。特に竹の場合は甘く感じます。 いよいよ炭化が始まりました。 竹酢液も採り始め、これからです。
この香りはたまらなく好きでほっとします。体も殺菌されてるようで、炭焼きの前に風邪をひいてても、いつの間にか何ともなかったり、というのはよくあります。(大きな風邪は最近はひいてませんので、治りが早いんでしょうけど・・) 月に一度のこの煙浴は炭焼き人の特権でしょうか。
昔から炭焼きさんは長生きだなんてよく言いますけれど、煙(竹酢液)の効用があるかもしれませんね。 またもっと違う見方をすると、その経済性というのもあると思います。 昔は地方では、職に困って最後にたどり着く仕事とされてたようで、ホームレスの人の次に位置されるほど身分が低く見られ、儲からない重労働の仕事だったようです。 素食と運動は健康の基本ですからね。長生きするはずです。
年配の方とお話する時に「炭焼きをやってるのかね?たいへんだね〜よくやるね〜」なんてよく言われていたのですが、そういう意味合いがあったんですね。
いろんな用途に使われ始めているこれから先は、どんなふうになっていくんでしょうか。
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