前衛雅楽の拒食中毒。

いつもいつも痛いのだけど、
いつにも増して痛い。
痛くて痛くてたまらない。

あたしは知っている。
痛みを遣り過ごす方法を知っている。
いつも通り痛みを遣り過ごす。

アナタを探す。
探すまでもなくアナタはそこにいる。
なんでいるのかわかっているのだけど、
わからないことにして悲観的になってみる。
アナタが意外と残酷なことに気付いた。

水分が足らない。
痛い。
痛みがまたあたしに微笑みだす。
遣り過ごしても延々と痛みは繰り返す。
不貞腐れて誤魔化す。

アナタはそんな時もきっと笑顔。
瞳をキラキラさせて駆け回っている。
たぶんね。

痛くて目が見えづらくなる。
不貞寝を決め込む。

痛い。
笑う。

零と壱の綴れ織。
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